※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
阪神JFへの関東エリアの
ステップ重賞として創設されて今年で5年目。歴史の浅いレースですが、過去の連対馬から
アユサン、
レッツゴードンキ、
メジャーエンブレムと、のちのGIホースを多数輩出しています。一昨年から施行時期が一週早められたことで阪神JFへの間隔に余裕ができて、さらに重要性が高まっています。
1.中距離タイプの種牡馬に注目
昨年12番人気で大穴を開けた
デンコウアンジュは
メイショウサムソン産駒で、一昨年9番人気で快勝した
ココロノアイは
ステイゴールド産駒。この時期の2歳牝馬にとって、東京マイルはタフな条件なので、マイルよりは長めの距離に実績を持つ種牡馬の産駒が好走しやすくなっているようです。
2.差し・追い込み馬優勢
過去4年で差し・追い込み馬が3勝。マクリで早め先頭から押し切った一昨年の勝ち馬
ココロノアイも含めて、過去の勝ち馬は前走で差す競馬で結果を出していました。逃げた
メジャーエンブレムが2着に敗れた昨年が示すとおり、逃げ・先行馬には厳しいレースです。
3.長めの距離での経験が活きる
最近2年間の連対馬には、いずれも芝1800m戦で好走した履歴を持っていました。一方で、前走で1400m以下の距離を使われていた馬は過去4年で1連対のみ(連対率4.3%)。中距離戦の流れを経験していることは、このレースで勝ち負けするためのほとんど必須条件となっています。
リスグラシューは追い込んで届かなかった新馬戦の教訓を活かして、好位から競馬した2戦目が4馬身差の圧勝。勝ち時計は2歳コースレコードで、同日の古馬1000万や翌日の準オープンとも遜色のない驚異的な時計でした。折り合って鋭い脚を使える馬で、左回りも初戦で経験済み。
アルテミスSにはうってつけでしょう。
サトノアリシアは北海道で3戦2勝、
コスモス賞の勝ち馬。競馬センスに優れた馬で距離短縮も問題なさそう。輸送競馬への対処など課題は残りますが、豊富なキャリアは無視できません。
フローレスマジックは
ラキシス、
サトノアラジンの全妹。一気の相手強化になりますが、素質の高さはここでも最上位という存在です。
アピールバイオは
新潟2歳S4着、
サフラン賞3着と勝ち切れませんが、福島芝1800mの新馬戦を圧勝しているように、スタミナが要求される舞台を得意としており、タフな府中に替わって巻き返しが期待されます。以下、前哨戦の
サフラン賞を快勝した
トーホウアイレス、センス充分でしぶとく脚を使う
ライジングリーズン、強敵相手の新馬戦を競り勝って根性を見せた
シグルーン。