※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
マイルCSの前哨戦であると同時に、
スプリンターズSからの間隔も中3週と適当なので、1200路線を主戦場にする馬たちのための秋の目標レースという側面も持ちます。マイラーかス
プリンターか。休み明けの馬か、使われている馬か。
各馬の適性も思惑もさまざまなので、なかなかすんなりとは決着しないレースになっています。過去10年で馬連万馬券が3回。別定GIIでありながら、荒れやすい構造になっている重賞だといえます。
1.前が止まらない
過去5年のうち4回までは逃げた馬が連対しています。そのうち2回は勝ち切っていて、2011年は「行った行った」。距離延長の
マイルCSを見据える馬が多いせいで、ペースが上がりにくい傾向が顕著です。逃げ・先行馬に要注目。
2.リピーターレースではない
今年で59回と長い伝統を誇るレースですが、このレースを2回以上勝った馬は過去に一頭もいません。同じ芝1400m重賞でも暮れの
阪神Cはいわゆる「リピーターレース」であることで有名ですが、このレースはまったく違う性格を持っていることに注意が必要です。
3.大物ス
プリンターの登竜門
最近3年間の勝ち馬は、
アルビアーノ、
ミッキーアイル、
コパノリチャード。それぞれ、翌年以降の
高松宮記念や
スプリンターズSで馬券圏内に好走しています。一方で、
マイルCSや
安田記念での好走実績がある
フィエロはこのレースを3・2着と勝ち切れません。1着候補は、後にス
プリンターとして大成しそうな馬から選ぶのが
セオリーです。
エイシンスパルタンは重賞初挑戦となった京王杯ス
プリングCは7着に敗れましたが、ハナを譲ったことで自身のペースで運べず、瞬発力勝負に巻き込まれてしまったことが敗因と考えられます。ここは他に行きそうな馬が少ない組み合わせ。過去3勝を挙げている得意の京都コースでもあり、持ち味のスピードを全面に押し出す競馬をすれば、前走とは違う結果が期待できるでしょう。
フィエロは7歳になりますが、
安田記念3着が示すように衰えるどころかますます元気。直線に坂がない京都とも相性が良く、勝ち切るまではどうかも、上位安定という存在。
アルビアーノは昨年の勝ち馬ですが、今年は3kg斤量が増えるのが課題。大型馬のためか、休み明けもあまり得意ではありません。今回は地力が問われる一戦になるでしょう。
サトノルパンは
スプリンターズSで7着とは言え、勝負に行って着差はわずか0.2秒と、見せ場たっぷりの好内容でした。得意の京都ならさらに上昇が見込めます。以下、相性のいい
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エイシンブルズアイ、大型馬で休み明けが課題の
サトノアラジン、スタートが課題も京都だと凡走がない
ダンスディレクター。