【仕切り直し】
ナムラシングンの素養はOP。春のクラシックは
皐月賞7着で幕を閉じたが、1分58秒7という走破タイムが何よりも雄弁に素材の在り処を物語っている。3月の
若葉Sは、ラスト4Fめから11秒台のロングスパートで2着。二走前の宮崎特別も、今季の小倉で上がり34秒8は格別な数字。
神戸新聞杯は6着に終わったものの、自己条件に戻れば好勝負必至。
対抗は
ノガロ。リズムを崩すと、
清水Sみたいな惨敗もある、多分に危うさも抱えた3歳馬だが、二走前の
野分特別は、スローの上がり勝負とはいえ、11秒2―10秒5―11秒7(3Fは33秒4)という超Hラップで、後続に0秒7差をつける大勝。高速馬場とはいえ1分45秒8というタイムは、文句なしに準OP級。
アカネイロも、前走はOP挑戦だけに8着もやむなし。ムーアを据えて自己条件とあれば、巻き返し当然。
ダノンメジャーは、どこかまだ揉まれ弱い。ただ、その気になればハナを叩ける。
久々のぶん、連下にとどめたが、
オースミナインの
垂水S・1分45秒8は
リスペクト。
ストーンウェアは、適度に間隔をあけたことでまた力強くなった。