東京芝2400mは4戦して[1-1-1-1]の◎ヴェラヴァルスター。その着順内訳と調教タイプの関係を明記すると、

ゆりかもめ賞／標準多め併用　1着
青葉賞／標準トラック主体　3着
青嵐賞／馬ナリ平均併用　　2着
本栖湖特別／標準少め併用　7着

　追い切り本数が増えるごとに着順を上げており、前走の惨敗は本数で納得することができます。今回は馬ナリ平均併用。勝った調教タイプではないものの、同じクラスで2着している調教タイプ。ここで△マイネルカレッツァには先着しているので、この馬を物差しにすれば、きっちり2着までは確保できるでしょう。

1.アンヴェイルド
今回：標準多めトラック主体
前回：標準トラック

2.マイネルサージュ
今回：馬ナリ平均併用
前回：馬ナリ平均併用

3.ステイブラビッシモ
今回：標準トラック
前回：標準トラック

4.エイシンアロンジー
今回：急仕上げトラック
前回：標準トラック

5.タイセイアプローズ
今回：標準坂路
前回：乗込坂路主体

6.サブライムカイザー
今回：標準多めトラック
前回：標準トラック

7.デンコウインパルス
今回：急仕上げトラック
前回：急仕上げトラック

8.サンエイゴールド
今回：急仕上げトラック
前回：地方

9.ウインヴォラーレ
今回：標準トラック
前回：乗込併用

10.マイネルカレッツァ
今回：一杯平均坂路
前回：一杯平均坂路

11.ヴェラヴァルスター
今回：馬ナリ平均併用
前回：標準少め併用

【混戦】ステイブラビッシモは力つけ末脚の安定感増す。前走3着も持ち味は見せており気配も良好で好勝負必至。サブライムカイザーは前走で◎に先着。レース運び上手で状態も良くチャンスあり。ヴェラヴァルスターも地力あり気配前走以上で争覇圏。マイネルカレッツァも充実示しており上位の候補。マイネルサージュも仕上がり良くタイセイアプローズやデンコウインパルスなども差なく要警戒。

【2分0秒8】本栖湖特別は、自信満々にヴェラヴァルスターに◎を打った。しかし、ふたを開けてみると、終始前が塞がり操縦不能。「今日は騎手がだめでした」と、ルメールが謝意を表明していた。札幌戦があまりにも鮮やかだったため、忘れたフリもしていたが、内にモタれたりヨレたり、そういう癖は、なかなか治り切れないものだ。

　ただ、二走前の札幌戦は、1000m通過・1分0秒5というミドルラップの上に立ち、12秒0-11秒9-11秒5(3Fは35秒4)というレースの上がりに対し、自身のソレは34秒6。2分0秒9という走破タイムもOP級。ハンデ戦から定量戦になるが、改めてその時計の価値を問いなおしたい。

　対抗一番手は、本栖湖特別2着のサブライムカイザー。洋芝の北海道シリーズはひと息だったが、東京なら前回通り。同レース3着のステイブラビッシモが三番手。マイネルサージュ、マイネルカレッツァ、ウインヴォラーレも、展開次第で僅差戦線。

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【上位拮抗】混戦の顔ぶれだが、立て直して仕上がり良好のエイシンアロンジーが実力面を含めて中心と判断。ヴェラヴァルスターは前走ひと息も叩き2走目で実力発揮が濃厚とみる。堅実に差を詰めるステイブラビッシモにもチャンスがありそう。マイネルサージュは現級実績上位で休み明けでも善戦以上が考えられる。タイセイアプローズはひと押しに欠けるが流れひとつで上位まで。先行してしぶといマイネルカレッツァも押さえておく。

【小波乱】タイセイアプローズはこのコースが合う。上積み十分のサブライムカイザー。アンヴェイルドは芝で前進。

同距離コース106で平均値トップ◎マイネルサージュ筆頭評価が妥当。相手に同距離コース101○ヴェラヴァルスター。3歳筆頭▲ステイブラビッシモ。同距離コース100☆マイネルカレッツァ。以下△候補も多く簡単ではないレース。

放牧した効果で中身が充実した2マイネルサージュが有力。スタミナは豊富で長丁場向き。うまく流れに乗れれば差し切れる。○は3ステイブラビッシモで他力本願だが末脚は堅実。