カデナは母父がフレンチデピュティで母系の奥に「アリシドンとフェアトライアル」の組み合わせが入るから、マカヒキやクロウキャニオン産駒などと似たパターンで、ディープインパクト牡駒の教科書的な好配合といえる。

　デビュー戦は直線で最内を狙ったら開かずに立て直したぶん届かなかったが、大箱のスローの斬れ味ならばここでも最上位とみて頭から狙いたい。

【混戦】カデナは前走を豪快な差し切りで能力示す。長くいい脚を使えコース替わりプラスで連勝に期待。アドマイヤミヤビも前走が鮮やかな内容。フットワーク軽快で気配も上向いておりチャンス十分。ヴァンクールシルクも素質遜色なく大型馬で1戦毎に前進。マイネルザウバアも仕上がり良く上位争い。アウトライアーズも好調維持しておりアルジャントゥイユやビッグディザイアなども差はない。

【スケールを買う】アウトライアーズのスケールを買いたい。前走の時計は2分3秒7。勝ち時計では上手く能力を説明できないが、ラスト3F・11秒8-11秒9-11秒6(3Fは35秒3)というレースラップを、外一気に上がり34秒9。加速力は迫力満点、馬体もクラシック級のスケールを誇る。

　アドマイヤミヤビも決定力では負けない。新馬戦は2着に敗れたが、稍重の阪神マイルを上がり33秒7で大外一気。カデナも、初陣の上がりが33秒1、前回は余裕の外一気だった。両者ともに、東京ならさらに切れる。コスモス賞・1分49秒4のマイネルザウバアは、時計の質はマズマズだが、将来性を含めた能力比べでどうか。アルジャントゥイユ、ヴァンクールシルクは、相手がかなり手強い。

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【差し注意】かなりの混戦。一応の中心には距離延長でも末脚鋭いアドマイヤミヤビを指名。カデナはタイプ的にコース替わりがプラスになりそうで、中間の状況も含めて対抗視。アウトライアーズは差し脚が長く使えるタイプで地力的にもチャンスがありそう。マイネルザウバアも地力的に善戦以上が狙えそうだ。マテラレックスは立ち回り次第だが流れひとつで上位まで。ビッグディザイアも素質的に無視できない存在だ。

【小波乱】ヴァンクールシルクは素質十分。マテラレックスはスピードを持続できる。センスがいいアドマイヤミヤビも圏内。

初戦82から92と順調に指数が伸びている◎アドマイヤミヤビ。このメンバーでは完全に筆頭数値。あとは距離とコースの適性だけ。相手には同コース相性いいヴィクトワールピサ産駒から○アウトライアーズと▲ヴァンクールシルクを。さらに平均値2位☆マイネルザウバアも圏内。以下△選びも簡単ではない。かなり熾烈なレースに。

休養明けだが潜在能力は一線級の9マイネルザウバアを推す。まだ成長途上だが末脚は強烈で東京で真価を発揮しそうだ。○は3アウトライアーズで格上げだが素質の高さから差はない。