【上位拮抗】ケイティブレイブは3歳ダート界の上位馬。調整順調で動きも力強く古馬相手でも勝ち負け。メイショウスミトモは前走格上挑戦で勝利収める。状態充実しており連勝も可能。ロワジャルダンは実績上位。58kgカギも状態前進で好勝負十分。ビービーバーレルも動き上向きで51kgも魅力で争覇圏。トウシンイーグルとキクノソルも末脚生きる展開なら侮れない存在となる。

【スピードで圧倒】古馬相手のオープンでも、ケイティブレイブのスピード上位。兵庫CSで逃げという型を作り、交流GI・大井のジャパンダートダービーは強気に先手。勝ち馬の差し込みを許してしまったものの、ゴール前二枚腰をつかって3着以下は封印。2分6秒6というタイムも質が高い。前走のレパードSも、前半1000m通過・1分0秒7という厳しいラップを自身が演出。クビ差2着に敗れたが、1分50秒6というタイムは、次開催の古馬オープン・BSN賞より0秒5速かった。前走後も坂路で丹念に乗り込んだ。重量は54キロ、背中の負担も軽くなった。

　対抗はビービーバーレル。大沼Sを1分42秒2・2着で走り、ダート転向で一つの成功を得た。次走のブリーダーズGCも、交流重賞の長距離女王アムールブリエを相手に3着と健闘。深い砂を引っかかり気味に進んでも3着は守った。51キロなら最後の直線もスピードは鈍りにくい。ここ数戦、勝ち負けには加わっていないが、ロワジャルダンは中山1800ダートは[2100]。みやこSを1分47秒8でGIII勝ちの実績上位馬だ。好調戸崎なら、58キロでも動かせるか。

　前崩れの展開がハマったとはいえ、阿蘇Sのメイショウスミトモの末脚は見どころいっぱい。キクノソルの粘り込み。直線勝負に徹すれば、ナリタポセイドンも連下圏内。

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【順当】ケイティブレイブは今回も単騎逃げが見込めそうで初の古馬戦でも押し切り十分。ロワジャルダンは地力上位だが近走の成績と斤量を加味して対抗までにとどめる。ビービーバーレルは今回も好位付けから軽量がいきる可能性が十分。メイショウスミトモは前走快勝も条件的に押さえまでが妥当だろう。まくり脚があるシンゼンレンジャーが3連勝式の穴。

【小波乱】ロワジャルダンは最適の舞台で能力を発揮する。メイショウスミトモは良化一途。しぶといシンゼンレンジャーが食い下がる。

印象ではダートはスターが揃った世代に感じる現3歳勢。そのなかでもトップクラスといえる◎ケイティブレイブ。いよいよ古馬との比較ができる一戦となった。平均値ではトップの○ロワジャルダンと差5。しかし前走値では上回っての軽量54キロ。これならば軸となりえるはずだ。3番手に前走120▲メイショウスミトモ。もう1頭3歳☆ビービーバーレルを一発候補に。

確実にパワーアップしてきた6ビービーバーレルが有力。ダート適性は高く先行力があるので中山向き。51キロを生かせればチャンスはある。次位は7メイショウスミトモで末脚は威力あり展開次第では逆転は十分。▲は5ロワジャルダンで叩いた効果は大きく差はない。

　◎は人気でもケイティブレイブで譲れない。前走レパードSでマークした1分50秒6の時計を高く評価したいが、新潟1800ダートは4ハロン目に大きくラップが落ちる特徴があるのに対し、この馬が刻んだラップは12秒6と緩んでいなかった。結果こそ差されての2着だったが、決め手勝負を嫌った鞍上の好判断だったように思う。同じ競馬で、古馬に対して大きなアドバンテージとなる54キロの斤量なら、中山でも簡単には止まらないはずだ。

　相手本線は、ロワジャルダン。別定58キロを背負うが、普通の走りができれば◎以外には負けられない。3番手はビービーバーレル。何と言っても51キロは有利であり、◎との行った行ったも十分にある。