【坂でも加速】
アエロリットは、中山マイルの坂も一気に登板する。
クロフネ×
ネオユニヴァース配合だけに、デビュー前は、もしかしたらダート馬?高速ラップ対応はどうかと、眺めていたが、前半1000mは1分0秒4のスロー。レースラップは11秒3―11秒2―11秒2(3Fは33秒7)という速い数値を、好位追走から自身の上がりは33秒5。グングンと姿を大きくしながら一目散にゴールに飛び込んできた。加速気味のラップを思えば1F延長もOK。血統をよくよく見てみると、
ミッキーアイルの名も連なる、実は快速系だ。
対抗は
アンバーミニー。3回阪神は8日中6日が雨。梅雨時の競馬はラップに正確性を欠く場合が多いが、坂コース、稍重条件下でデビュー戦1分51秒4なら、全体時計としてはまずまず。直線何度も手前をかえたりして、幼さ丸出しながらもラスト2F目に11秒5を計時。母は仏5勝(GIII2勝)、しかも
ダイワメジャー産駒の牝馬。距離短縮のマイルでさらなる進化も十分。
やや一本調子の
パワー型だが、二枚腰をつかって
新潟2歳Sを4着に入線した
アピールバイオ。アスター賞2着の
サクセスムーンは、能力を計る上での指針となる。一気の時計短縮と坂がカギになるが、
トーホウアイレスの新馬戦の上がりは10秒台のラップを内包する33秒8。
カリビアンゴールドは、初陣の中山マイル・1分36秒2は
バランスよし。