※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
春の中京の中距離重賞は、2011年までは
中京記念でしたが、同じ条件を引き継いだのがこの
中日新聞杯です。ローカルの中距離重賞は、開催の目玉としてたいてい開催後半に行われますが、春の中京のオーラスはGI
高松宮記念ですから、
中日新聞杯は珍しく開幕週に行われます。
昨年の勝ち馬
ディサイファはその後
札幌記念を、一昨年の勝ち馬
マーティンボロはその年のサマー2000シリーズを制覇、また2着の
ラキシスは秋に
エリザベス女王杯勝ちと、その後に大きく飛躍しています。近年は各馬の将来性が問われる出世レースになっています。
1.
小倉大賞典からの臨戦は不振
この時期の重賞が
中京記念だった頃から過去8回(小倉開催を除く)で前走が
小倉大賞典だった馬は勝率2.7%・連対率8.1%。出走頭数が多いわりにはピリッとしない成績です。
2.優秀な決め手が必要
中京改装以降の過去4回では差し馬が4連勝。逃げ馬は昨年の
マイネルミラノの3着が最高と、恵まれにくくなりました。勝った差し馬の4頭中3頭が最速上がりをマーク、残り1頭も上がり2位でした。
3.前走格上戦で負けた馬が狙い目
中京改装以降の過去4回で前走年明けのGII戦を使われていた馬は勝率11.1%・連対率16.7%。格上レースから降りてきた実績馬の好走が目立つようになっています。
ショウナンバッハは道悪の
京都記念こそ大敗しましたが、それ以前の3走は
ジャパンCを含めていずれも最速上がりをマークしています。
AJCC3着の実績からここでも上位の実績馬と考えられますし、東京・新潟で3勝を挙げているように左回りの長い直線がベスト条件。
ブライトエンブレムは
中山金杯では上がりが速すぎた印象で、力を要する中京の馬場は悪くないはずです。
クルーガーはここに来て2連勝、本格化の兆しが窺えます。初の左回りをクリアーすれば、重賞でも。
ここに来て再上昇の古豪
ヒストリカル、ローカル重賞連覇を狙う
アルバートドック、左回りの芝2000mはベストの
ケツァルテナンゴ、斤量は背負うものの実績上位の
サトノノブレス、
中山牝馬Sと兼登録もハンデ戦なら牡馬相手でも侮れない
バウンスシャッセまで。