※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
ダート1400はダート短距離の主戦場で、オープン特別は多数組まれていますが、JRA重賞となると
根岸Sと
プロキオンSの二鞍のみ。必然的にこのレースにはダート1400
チャンピオンシップとでもいうべきオールスターメンバーが集まります。
ここを勝った馬はJBCスプリントや南部杯などの秋のGIで主役を演じるのが通例です。上半期のこの路線を締めくくる一戦として、競馬の
カレンダーで重要な位置にあります。
1.距離に融通が利くタイプを
このレースを連覇した
ベストウォーリアは南部杯、
ユニコーンSなどマイル実績が豊富でしたし、昨年の2着馬
コーリンベリー、このレースを2、1着した
アドマイヤロイヤルもマイル重賞で好走歴がありました。短距離専業の馬では勝ち切るには難しいレースです。
2.差し馬に分がある
2012年こそ
ノーマークの
トシキャンディが逃げ切りましたが、長い直線で坂もある中京コースは先行押し切り型にはハードルが低くありません。小回りコースで実績を残してきた逃げ・先行馬は一枚割り引くのが
セオリー。
3.中京では大型馬が強い
中京移動以降の4年間の連対馬8頭のうち6頭までが馬体重500kg以上の大型馬でした(勝ち馬はすべて510kg超え)。直線に坂があるコースでの多頭数の激戦ということで、
パワーあふれる大型馬が優位に立ちます。
好調馬が多数揃って激戦が予想されます。ただし、今年は
ベストウォーリアのような抜けた実績馬は不在で、「交流重賞で勝つか勝たないか」レベルの実力の
ノボバカラ、
ニシケンモノノフというクラスが人気を集めそう。混戦という見立てならば、
セオリー通り「距離に融通が利く差し馬」を上に見ます。
ブライトラインは2013年の
みやこSの勝ち馬で、JCDで4着、
フェブラリーSで5着があるのですから、格的には最上位の存在です。芝ではありますが中京で重賞勝ち(
ファルコンS)があるようにコース替わりにも不安がなく、近走ずっと58kgを背負わされていた馬がひさしぶりの56kg。ちなみに前回56kgを背負ったのは勝った
みやこSの時です。骨折休養明けを3走して3・3・1着と上り調子で、前が混み合いそうなメンバー構成も絶好。今回は条件がすべて揃いました。
ノボバカラは春以来のこの路線で上位安定という存在ですが、使い詰めで上積みが見込みづらいのと、今回はマークを背負うのが必至でやや割引が必要。短距離転向後2連勝の
ダノングッド、左回りの長い直線はぴったりの
カフジテイクに一発の期待。単調さがある
ニシケンモノノフ、ダート馬としては小柄な
キングズガード、昨秋の勢いにはない実績馬
タガノトネールはひとつ評価を落とします。