※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
昨年までは正月開催のマイル戦でしたが、今年から1400mに距離短縮されて、時期も2月の最終週に移されました。名称は同じながら、まったく違うレースと考えるべきでしょう。この条件で行われる古馬オープン競走は、夏の安土城Sと秋の
スワンSだけ。ただ、世代限定の牝馬戦では
ファンタジーS、
紅梅Sが行われており、牝馬にとっては馴染みの深い条件とも言えます。
1.持続力が問われる
このコースにおける種牡馬三強(過去5年・連対率ベース)は
ディープインパクト、
アドマイヤジャパン、
ダンスインザダーク。いずれも中長距離タイプの種牡馬で、スピードタイプは苦戦の傾向にあります。
2.切れ味が必須
前半のペースが緩みやすいコース形態で、勝ち負けするためには切れ味が必須です。他コースで「負けながらも上がり上位だった」という馬が狙い目。
3.冬場の牝馬戦は調子を重視
牝馬は夏に強いと言われるのと対照的に、冬場の牝馬は調子が上がらないのが通例です。前走凡走馬の巻き返しは簡単ではありません。
ウキヨノカゼは昨夏ス
プリント路線に転じて以降1・1・3着。牡馬の強豪を相手にいずれも最速上がりをマークしています。
キーンランドCも
スプリンターズSも2位を0.3秒引き離す断然の上がり1位。決め手の鋭さが活きる舞台ならば、休み明けでも他馬には譲れません。洋芝の北海道での活躍を見れば、最終週の力の要る馬場も追い風になりそう。
ウリウリは牡馬のトップクラス相手でも大崩れしないように実力上位で、安土城S勝ちがある当コースならば57kgでも。
レッドオーヴァルは勝ち味の遅い馬ですが、当コースでは
紅梅S勝ちの他にも
スワンSでも4着があり、今回の舞台はこの馬には願ってもない条件でしょう。
ディープジュエリーは攻め強化で前進が見込めますし、直線が長いコースに替わるのもプラス。
マジックタイムは1600がベストですが、最終週の馬場ならば食い込みの余地も。
クイーンズリングはこの距離に重賞勝ちはありますが近走は中距離ばかり使われていて流れに戸惑わないか不安も。
リーサルウェポンは
愛知杯2着ですが、むしろこれくらいの距離のほうが本来の守備範囲で、連続好走も充分。