りんどう賞は距離こそ変わりませんが、2015年から外回りで行われるようになりました。しかし、1着馬の傾向には変化がありません。2014年1着のコートシャルマン、2015年1着のウインミレーユ、ともに坂路のダブル最速に該当していました。直線の長さは違いますが、過去実績における末脚と坂路でしっかりとラスト1Fが速いラップを踏めるという走りが瞬発力を生み出すのでしょう。

　◎ヤマカツグレースはデビュー前の最終追い切りで札幌2歳Sで1番人気したタガノアシュラを煽る動きを見せた逸材。レースでは少し破天荒なところを見せましたが、力の違いを見せつける勝利。馬場が広くなるのはプラスだと思いますし、ここは負けられないところ。

1. メイショウカリン
今回：標準併用
前回：標準多め坂路

2. ヤマカツグレース
今回：標準併用
前回：標準少めトラック

3. ロイヤルメジャー
今回：標準坂路
前回：標準トラック

4. ジョウショーホマレ
今回：標準坂路
前回：標準坂路

5. ラソ
今回：標準坂路
前回：標準併用

6. ヴィーナスフローラ
今回：標準併用
前回：標準併用

7. アズールムーン
今回：標準併用
前回：標準少め併用

8. ナムラアイドル
今回：標準坂路
前回：標準多めトラック

9. ナムラライラ
今回：乗込併用
前回：標準坂路

【1分21秒2】フラットコースの京都7Fなら、アズールムーンの前走の記録がそのまま、一気の逃げ切りが有望だ。東京芝マイルの新馬は3着に敗れたが、平坦の新潟・距離短縮で一変。1000m通過56秒8―1200m通過・1分8秒3というHペースを自ら牽引し、1分21秒2で一気逃げ。半姉のエスメラルディーナは、関東オークス優勝、韓国遠征して重賞制覇という歴史的快挙を遂げたが、妹も5-6Fに特化する形で、芝・ダート兼用の異色のスプリンターに昇華する。

　才能そのものを問うならナムラライラ。二走前の小倉1800mは、59秒2のHペースを後方4番手からひとマクリ。マイル通過は1分35秒8、1分48秒1は2歳コースレコードに0秒2差。二着に4馬身差の独走とあれば、一気に暮れの阪神JFまで展望可能な重賞級の牝馬だ。ただ、野路菊Sは疲れが抜けきれず、折り合いにピリピリ。中二週で距離短縮というローテも少し厳しい。

　体調が戻り切らないままなら、札幌1500mを悠々外差しを決めたヤマカツグレース。ヴィーナスフローラは、持ち時計はヤマカツより上だった。ジョウショーホマレの初陣・1分22秒9もマズマズ。

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負！

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

【混戦】距離短縮、デビュー2戦目と2つの要因で、前走一変したメイショウカリン。ただレースっぷりは一介の短距離馬とも思えず、この距離延長もマイナスにならない気がする。土曜の競馬を見ても、今週の京都は内枠有利。スタートをしっかり決めて好位でレースを進めてほしい。デビュー戦の勝ちっぷりが良かったヤマカツグレースが相手。

【速力評価】欲しいのは、芝1400m以上の距離で、前半3Fを34秒台前半で行って粘った実績。この条件を余裕でクリアするのが07アズールムーンで、いいモノを持っているのは近走内容からも明らかだ。稽古での動きも良好で、ここは好勝負必至。相手は、03ロイヤルメジャーと01メイショウカリンが上位評価組だ。距離短縮を嫌って、人気の一角09ナムラライラは無印で勝負。

【小波乱】メイショウカリンは緩急の利いた立ち回りができ枠順もいい。距離短縮を追い風にナムラライラが前進。ヤマカツグレースは潜在能力が高い。

83を2連発の○ロイヤルメジャーが良いが頭打ちの可能性もあり。ならば前走90と躍進できた◎アズールムーンのほうが軸向きか。ただそれほど初戦68という点が頼りになる感じでもない。3番手に▲ナムラライラ。初戦78☆ジョウショーホマレ一発。以下70台の△押さえというシンプルな並び。

デビュー戦の鮮やかな差し切り勝ちから2ヤマカツグレースが有力。時計優先の馬場は歓迎で身上の瞬発力で差し切る。○は7アズールムーンでスピード能力は高く前残りは十分。