※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
ダートの大一番・
チャンピオンズCへの前哨戦。
グレード別定で実績馬にとっても出走しやすい条件で行われますが、直前に地方競馬でJBCクラシックが行われるので、このレースはトップクラス不在で行われることが普通です。
ダート路線では上位馬の新陳代謝が芝ほど活発ではなく、同じチャンピオンがいつまでも君臨する傾向があり、それに続くクラスのメンバー構成も固定しがち。
みやこSでは必然的に「ダート中距離重賞の常連メンバーに
チャレンジャーが挑む」という構図になります。
1.4歳馬強し
過去6回のうち5回は4歳馬が勝っています。4歳以外で唯一勝った
エスポワールシチー(6歳時)は、その時点ですでにGIを5勝というずば抜けた実力馬でした。4歳馬[5-2-1-18]に対して3歳が[0-2-1-6]、5歳が[0-2-3-30]。6歳以上で連対したのは前記の
エスポワールシチーだけ。能力の上限がはっきりしている5歳以上の馬に上がり目を期待するのは、分の良い賭けとは言えません。
2.休み明けは割り引き
3ヶ月以上の休み明けでここに臨んだ馬は[0-0-3-21]。3番人気以上の馬が7頭いてこの成績ですから、期待値は高くありません。休み明けの実績馬は目標はこの先というケースがほとんどです。仕上げ的な本気度を差し引いても勝ち負けできるだけの実力があるかどうか、という部分の判断になります。
3.
ブラジルC組に要注目
前走で
ブラジルCを走っていた馬が、近2年で1勝2着2回。その3頭の人気は、それぞれ9・7・6という人気薄でした。中1週と間隔が詰まっていることで人気の盲点になりがちですが、軽視できない相性の良さを誇っており、今後要注目のローテーションです。
ブラジルCを8着に敗れた
アポロケンタッキーの巻き返しに期待します。前走の敗戦は、休み明けの
シリウスSで厳しい競馬をしたことによる典型的な2走ボケと考えられます。その
シリウスSは、終始外を回りながらタイム差なしの3着。上位2頭とは1.5kgのハンデ差がありましたから、実質的には一番強い競馬をしています。超のつく大型馬で、使い込まれながら調子を上げていくタイプ。前走の敗戦で人気が落ちるようならば、こんなに美味しいことはありません。
アスカノロマンは帝王賞6着、南部杯4着とGIでは壁に当たった印象ですが、GIIIに降りてくれば格的に上位の存在です。つねに自分の能力は出し切るタイプで、58kgも背負いなれた斤量。
ラニは
ブラジルCで追い込み届かず3着。海外遠征帰りだったことを思えば、敗れて強しを印象づけました。ただ、エンジンの掛かりの遅さは相変わらずですし、直線平坦の京都で上がりが速くなったときの対処など、課題も少なくありません。
タムロミラクルは昇級初戦になりますが、ほとんど馬券圏内を外さない堅実さが魅力。重賞初挑戦でも4歳馬の上昇力は侮れません。強い3歳世代の一角
グレンツェント、同じく
キョウエイギア、距離短縮でスピードを活かしたい
モンドクラッセが押さえ。