【重馬場の大王】週末は金曜から土曜日にかけ雨予報、湿った
パワー馬場が
アドマイヤダイオウを
アシストする。初勝利の中京2000mは時計のかかる馬場だけに、走破タイムは2分4秒1と平凡。しかし坂コースの中京・11秒4―11秒2というレースラップを差し切り勝ちは、なかなか味わい深い。
続く梅花賞は、鞍上のデムーロも、馬場適性とスタミナに自信もあったのだろう。3コーナー手前から一気に先頭を奪い、11秒6から12秒4というラップを丁寧に5ハロン連続ならべ、後続につけ入るすきを与えることなく2馬身半と突き放す快勝。湿った芝なら2000mの
若葉Sも強気に押せる。
マイネルラフレシアを対抗に見直し。
京成杯10着の原因は、右回りにあるのか、体調や気性にあるのか。特定し切れないのがネックだが、新潟の新馬の上がりラップは32秒7。アイビーSも11秒8―10秒9―11秒7というレースラップを差し切り勝ち。東京スポーツ杯も勝ち馬の究極の切れ味に0秒2差と遅れをとったものの、同レースの上がりラップも11秒5―10秒9―11秒3。目に見える記録として、坂コースの東京1800mで10秒台のラップを二度にわたってマークしてきた。
割って入れば
リスペクトアース。東京2000mの新馬を上がり33秒8で逃げ切り、
京都2歳Sを2分1秒3で2着した、足どり確かな中距離型の逃げ馬。
共同通信杯は4着に終わったものの、稍重馬場で1000m通過・1分フラットの平均ペースを牽引し、1分48秒0で走れたのなら、相手次第ではすぐにチャンスもくる。
勝ち星にはつながっていないが、
ノガロは二走前の
寒竹賞を2分1秒0という好タイムで3着。GIIIの
きさらぎ賞も二着争いに見せ場を作って参加した。まだゲートに課題を残すが、
つばき賞快勝の
ナムラシングン。
ピースマインドは、道悪だと1割増しの大逃げあり。