【味のある新馬時計】
ジューヌエコールは、見た目の数字以上に強い。新馬戦の中京の芝は重馬場、走破タイムは1分23秒0止まり。記録だけをみるとつい見落としてしまいがちだが、水分をいっぱい含んだ馬場で1000m通過は59秒3のミドル。タフな平均ラップの上に立ち、ラスト2F目に11秒7というラップをマーク、上がり3Fは34秒9だった。同日の8レース・古馬500万の芝マイルの1400m通過ラップは1分23秒2。馬場差は推定2秒超、
クロフネの娘は渋った馬場にも強いが、思った以上にデビュー戦の内容は濃いものだった。
アグネスタキオン産駒の母は5勝、母系には
モンローブロンド、
アコースティクスがいる(その仔に
ロジユニヴァース)。ちなみに、ジューヌの二週間後、同じ中京の1400mを良馬場・1分22秒7で走った
ヴゼットジョリーは、次走で
新潟2歳Sを制している。
二の筆頭は
ラヴィングアンサー。モノ見癖はすぐには解消しないかもしれないが、中京マイルを二戦連続して1分35秒台でまとめた総合力に注目。
マイネルパラディは、中京7Fを1分22秒1で走破。
新潟2歳Sはいくぶん重目、今度は自己条件、ひと絞りで巻き返し。
ジャンダラリンは、当該コースを前走1分22秒0で大楽勝。
ジュニエーブルも7Fの記録は負けていない。小倉2歳S組の
オールポッシブルも交え、二着争いは僅差。