【浮き出すコクスイセン】コクスイセンの逃げは、けれんがなく常に新鮮。1月の京都・2勝目のタイムで、ほぼ現級が見えていたが、濃尾特別も1分51秒9で2着。1000万条件とすれば、最上位といっていい脚力を披露している。

　コース形態を思い、慎重に対抗としたが、タムロミラクルは東大路Sを1分50秒8で3着。ラディカルやナンヨーカノンの1400ダート実績は、そのまま小倉の1700ダートに符合する。マクり合いに、早めに本命馬が音を上げるようなら、さらに後ろからダイナミックウオー、ワースムーンが急浮上。

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【上位接戦】ラディカルにとって、クラスが下がること以上にプラスなのが、[2.2.0.2]の岩田騎手に手綱が戻ること。テン乗りでは難しい、腹を括った追いこみが同馬のベストパフォーマンス。コーナーの度に前と少し差を詰められる小回りの内枠というのも、好材料だ。相手は1600万下クラスでも好走を繰り返しているタムロミラクル。小倉コースでも勝ち鞍があり、実績を信頼したい。

【条件好転】ここでは上位の速力を有する01コクスイセンが、最内の絶好枠を引き当てた。脚質的に小回りのダ1700mは確実にプラスであり、状態面のよさも今回は目立っている。相手は、07ナンヨーカノンと13タムロミラクルの2頭が上位評価組で、12ワースムーン以下とはけっこう差がある印象。◎-○▲の馬連・馬単を厚めに狙いたい。

【小波乱】ラディカルは緩急の利いた立ち回りで鮮やかに差し切る。レース巧者のタムロミラクルは容易には崩れない。追われて確かなワースムーンにも注目。

昨年は追い込みどうしの決着。意外に人気薄でも突っ込んできての波乱だった。しかしここは完全に格上◎タムロミラクル中心だろう。不安な点は距離コースが低いこと。同馬は小倉でいつも不良馬場のレースだったことが影響していると割り切る。相手にその同距離コースで高い○ダイナミックウオーと▲ワースムーン。3歳で100台連発の☆コクスイセン。△ミッキーシーガルも一発ありそう。

マイペースで行ける公算が強い1コクスイセンが主力。小回りに舞台が移るのは歓迎で押し切れる。対抗は13タムロミラクルで降級戦なら能力は上位。