2014年が2番人気と10番人気、2015年が5番人気と3番人気で坂路調教馬決着だった博多S。特に昨年は連対馬がどちらも坂路のダブル最速に該当。この調教傾向から◎バンドワゴンは不動の本命ということになりそう。まして、石坂正厩舎の勝負調教に該当しており、ここから重賞戦線へ向けて軌道に乗っていこうというところでしょう。

　相手も当然坂路調教馬ということで、一杯平均坂路の○キングストーン。夏開催小倉芝2000mで良績を残す大久保龍志厩舎という点が2番手評価の理由。馬ナリ平均坂路の△サンマルホームと△ベルラップも当然の評価。あとは坂路のダブル最速に該当した△レッドルーラー。

1.キングストーン
今回：一杯平均坂路
前回：標準併用

2.メイショウコルノ
今回：標準少め坂路
前回：標準坂路

3.サンマルホーム
今回：馬ナリ平均坂路
前回：馬ナリ平均坂路

4.サンライズタイセイ
今回：標準少めトラック
前回：馬ナリ平均トラック

5.ショウナンバーキン
今回：標準少め併用
前回：一杯平均併用

6.バンドワゴン
今回：標準坂路
前回：標準坂路

7.ベルラップ
今回：標準坂路
前回：連闘

8.アスカビレン
今回：標準少め坂路
前回：標準坂路

9.アカネイロ
今回：標準少めトラック
前回：標準坂路

10.メイショウインロウ
今回：標準トラック
前回：障害

11.レッドルーラー
今回：標準坂路主体
前回：標準併用

【よりダイナミック】まだ能力の八割も出せない状態かもしれないが、それでも準OPは、バンドワゴンにとっては通過点。長久手特別は、時計だけをみると平凡に映るが、翌日の中京記念とは0秒5差。1000m通過59秒8のスローとはいえ、ラスト3Fは11秒2―11秒4―11秒7で悠々の逃げ切り。新馬戦の圧巻のパフォーマンスや、きさらぎ賞2着の内容を思えば、もっとダイナミックに、近いうちに重賞だって戦える。

　1Fが微妙に長いが、アスカビレンは三木特別を1分45秒0という、重賞並みのHレベルでスパリと抜けた。上がりは32秒9、数字的には2000mまではクリア可能。勝ち負けには加わってはいなかったが、アカネイロはマーメイドS6着馬。メイショウコルノの1分59秒9という記録を惑星に評価。連穴は御当地馬サンライズタイセイと、若葉S勝ち馬レッドルーラー。

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【大穴勝負】3歳時にきさらぎ賞2着。クラシックの有力候補とまで言われたバンドワゴンが、長期の休養を経て前走で復活。能力を考えて見ても、昇級に泣く器では絶対に違う。ここは確勝かとも思うのだが、中京の芝で好走した馬が小倉でことごとく敗れているのを見ると、少し逆らいたくなるのも事実。そこで人気薄は承知で、本命はサンマルホームに付けてみたい。成績的には威張れるものは何もないのだが、1600m-2000mでは常に勝ち馬から1秒以内に走っている堅実派。前走スプリント戦を使ったことにより、馬に気合が入ったのであれば、能力が大きく劣るわけでもないので、今回激走の可能性が見出せる。前半の行きっぷりから、◎に注目して欲しい。

【順当決着】昇級となる08アスカビレンだが、元々このクラスにいた馬であり、その地力はここでもまったく遜色なし。6月以来だが稽古ではしっかり動けており、仕上がりは上々といえる。相手もここは、06バンドワゴンと09アカネイロが上位評価組と、大きな紛れはないという見立て。◎-○▲の馬連・馬単を厚めに狙いたい。

【小波乱】バンドワゴンは上昇一途。折り合ってレッドルーラーが迫る。レース巧者のアカネイロがしぶとさを発揮。

ここもけっこう混戦。だが同コースで唯一103を持っている◎サンライズタイセイを軸に抜擢するのが面白いと思う。前走良い着順でない高指数馬にホワイトというのも手替わりでありそう。相手に前走値高い○アスカビレンと▲バンドワゴン。不確定要素大きいので狙いとは言えないが、軽く穴目で勝負するのがいい。

叩き2戦目での上積みが見込める6バンドワゴンを推す。マイペースで行ければスピード能力がフルに引き出せる。次位は9アカネイロで自己条件なら地力は上位で逆転は十分。▲は8アスカビレンで平坦馬場で変わり身は必至。