【決め頃】道新スポーツ杯は、直線入り口で早くも先頭。勝ち負けに持ち込みたい、その気持ちはわかるが、あいやぁー。それはちょっと仕掛けが早いかも。それでもレーヴムーンは、しっかり2着は確保。12日にはWで5F・67秒5と、しっかり追えた。ここは決め頃だろう。

　当面の目標はエリシェヴァ。前回の1分7秒5は、計算外の馬場でのレコードだけに、全幅の信頼は置けない。ただ、同週のHTB杯のレーヴより0秒3速かったことは確か。

　イキオイはHTB杯4着に続き、道新スポーツ杯も3着に突入。キャンディバローズ、デスティニーソング、ライトフェアリーも、流れ次第ではいつでも上位争い。

　夏競馬前半は4歳の降級馬や勝って同条件の馬たちが人気になる。確かに勝率や複勝率ではそれらの馬が優秀なのだが、人気になるので回収率は平凡だ。その一方で同じ4歳でも昇級の馬は人気にならない。前走まで下のクラスにいた=能力下位と解釈されるからだ。

　ただ回収率ベースではこのタイプがけっこう優秀。特に1000万条件ではその傾向が強い。もちろん、単に弱くて前走まで500万条件にいたという馬ではダメだが、理由があって数を使えず出世が遅れていたような馬なら狙える。あるいは、降級してから時間がかかっていたという馬でもよい。3着でもよいという前提ならなおさらだ。

　◎ミスドバウィは後者に合致するタイプ。1000万条件で馬券に絡んだ経験はあるので、このクラスで通用しないということはもちろんない。ここ2走を見るかぎり1200mの競馬もプラスに働いているので、よほど速いタイムの決着にならなければ通用するはずだ。

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【混戦模様】11レーヴムーンは前走落鉄。函館2戦連続2着と、今年の馬場も合っており、大崩れは考えにくい。7ミスドバウィは昇級戦になるが、短距離は堅実に走っており、位負けはしないだろう。12キャンディバローズは前走スムーズな競馬が出来なかった。距離損あっても、この枠は歓迎。

降級した前走の同距離コース戦を103で勝ちきった◎エリシェヴァ。同斤量で騎手も変わらずであればここでも主役筆頭。平均値トップで格上○レーヴムーンが相手。しかしこの馬からほぼ全頭が前走で90台を持っている強力な伏兵。3頭目選びから難しい。同距離コースで99あってルメールに乗り変わりの▲キャンディバローズ。☆ミスドバウィ、△ライトフェアリーなども十分やれる範囲にいる。

降級3戦目で巻き返しが必至なのが11レーヴムーンだ。函館はピッタリで決め手勝負なら上位。次位は12キャンディバローズで先行策からチャンスはある。▲は5イキオイで追い込み一辺倒だが末脚は威力がある。