函館競馬場でのレースに出走する場合、圧倒的多数が早目にトレセンから入厩して、現地で追い切ります。もちろん北海道の牧場から直接入厩する場合もあり、そうなると正味競馬場での調教だけで仕上げることになります。

　しかし函館芝1200mは美浦、栗東の坂路馬場で追い切りを消化した馬が現地で1本2本追い切って、併用で仕上げていると人気以上の好走を見せています。そういった意味で◎ペイシャマリヤ。美浦坂路での1週前追い切りはきれいな加速ラップが踏めており、この頭数ですんなり競馬ができれば。

1.サクラヴィオーラ
今回：連闘
前回：軽目トラック

2.フレンチイデアル
今回：乗込トラック
前回：標準トラック主体

3.ポップシンガー
今回：標準トラック
前回：標準少め併用

4.シラーグランツ
今回：連闘
前回：標準坂路

5.サフランハート
今回：標準少めトラック
前回：標準坂路

6.ケルベロス
今回：馬ナリ平均トラック
前回：連闘

7.ペイシャマリヤ
今回：馬ナリ平均併用
前回：馬ナリ平均坂路主体

【体重だけ】ケルベロスは、今夏の函館シリーズを3・3・2着。高いレベルで安定している。今回は札幌競馬場からの輸送、それが今までとは少し異なるが、450キロ前後をキープできていれば、時計的にも勝ち抜けのチャンス。

　対抗はサフランハート。3走前中山6Fで上がり33秒台をマーク、函館は〔0011〕という経験がある。ポップシンガーは長万部特別2着、平坦の洋芝はイメージ通り走れた。同レース4着のフレンチイデアル。サクラヴィオーラの差し込みが不気味。

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【順当】今回が降級戦となる5サフランハート。レース中に遊ぶ面があるだけに、この少頭数は大歓迎。自分の競馬に徹すれば結果はついてくる。2フレンチイデアルは前走は展開が合わなかっただけ。1サクラヴィオーラも少頭数で末脚が息を吹き返す。

平均値上位は100もある降級組。ただ函館で指数があまり出ていない。これならば函館同距離コースでも96ある◎ケルベロス筆頭。相手にも同93の3歳○ポップシンガー。そこに▲フレンチイデアルと☆サフランハートとする。

惜敗続きだが能力は一枚上手の6ケルベロスが中心。末脚は強力で今度こそ差し切れる。○は5サフランハートで決め手勝負なら差はない。