【動き軽快】タマモブリリアンは、もう本物。開幕週のHTB杯・1分7秒6のレコードは若干眉唾。ただ昇級のTVh杯も、正攻法の競馬できわどい2着に奮闘。ローテも適性、稽古も軽快。鞍上にルメールとあれば、まず崩れない。

　第一本線はスカイパッション。TVh杯は、この馬にとっては気持ち時計が速すぎたか。大勢が決着したあとのコンマ3秒差というのが、少しモノ足りないが、最終週の荒れ馬場なら外一気もある。ラズールリッキーは、3歳時OP。福島戦をひと叩き、北海道シリーズ後半戦へ乗り込んできた。

　TVh杯3着のモズハツコイ、同4着のオデュッセウス、6着アドマイヤゴッドも、タイミングひとつ。

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【伏兵多し】快速馬場で行われた今開催の函館競馬。ゆえに元来、当地を得意としていた馬が、良さを引き出せないでいる現状だ。そんな中、以前の函館を得意としていながら、前走3着に食い込んだ9モズハツコイは稀有なタイプ。開催が進み、馬場が悪化してきた今週あたりがベストの条件。前走負けた馬に一矢報いるか。7タマモブリリアンはここ数走、連対圏を確保しているように函館巧者というより、目下の充実っぷりが凄い。12アルマエルナトは前走上り最速。スタートの後手さえ封じれれば。

近2走を函館で102と103でキッチリ結果も残している◎タマモブリリアン軸相当。先行できるのも強みだ。さて問題はここから。100レベルがズラリと並んでいて差がついていない。平均値でも101から95の6差に9頭と熾烈そのもの。馬場も不安定要素で薄く広く流したいレースである。

前走でクラスのメドは立った7タマモブリリアンが優勢。函館は得意で先行策から楽に抜け出せる。次位は13ナインテイルズで短距離は堅実でチャンスはある。▲は9モズハツコイでうまく末脚を発揮できれば差はない。