【夢広がる】
ミエノドリーマーが、短距離6Fの差し馬として、新しい扉を開いた。中山・芝マイルで新馬を突破、500万を1分34秒7で好タイム勝ち。ダービー
トライアルの
プリンシパルSにも駒を進めた好素材ながら、
テンションが高く、馬体もなんだか薄っぺらい。幾度か立て直しをはかり距離適性も模索してきたが、今夏の福島初戦は466キロに増量成功。前半3F・33秒8というミドルラップを、3コーナー手前で3番手に押し上げ、直線は後続を離す一方の3馬身差楽勝。最後は馬任せで流したが、キチンと追っていたら1分8秒ソコソコの決着になったか。
母ドリームカムカムは、
福島民友Cなど平坦の6Fを得意とした8勝馬。血統的にも1200mに舵を切ったのは大正解。
当面の敵は
ダイトウキョウ。1年6か月の長期休養を余儀なくされたが、3歳夏の福島・
さくらんぼ特別で現級勝ちを果たしている。前走の上がり33秒5で復活を確信、少し間隔はあいたが、最終追い切りは
吉田豊が跨り息の入りと手応えを確認している。単穴は3歳馬
ジャッキー。
ファルコンS・ニュージーランドTは距離とオープンの壁にハネ返されたが、自己条件の1200mなら、自在に折り合い、レースの組み立てが一変してもおかしくない。
さくらんぼ特別5着の
アペルトゥーラも順調、負担重量は2キロ軽減だ。
マンカストラップは、本命と似た6F仕様の3歳馬。
タカラジャンヌは51キロなら直線勝負で一発がある。