【上位拮抗】ラベンダーヴァレイは桜花賞6着などの実績馬。素質豊富で動きも上向きで好勝負必至。ストーミーシーもNZT2着などで力量上位の存在。乗り込み入念で反応良化もうかがえチャンスあり。ハウメアは休み明けも動き力強く成長感じられ昇級でも。ナヴィオンも力量見劣らず上位の候補。ナンヨーアミーコも力をつけており、ショウナンアンセムやペルソナリテなども侮れない。

【10秒台の連続ラップ】ショウナンアンセムは、ひいらぎ賞・ジュニアCで上位に食い込んだこともある4歳馬。形は昇級になるが、若駒時代にオープン近くで好走歴がある。折り合いが難しく、二走前のようなポカも覚悟しなくてはいけない馬ではあるが、前走は1000m通過・59秒1のスローの上がり勝負にせよ、10秒8-11秒0-11秒7(3Fは33秒5)という高速ラップを、32秒9で一閃。坂コースの東京で、推定10秒台のラップを連発。新潟外回りのマイルは、近年特に上がり3Fに比重が高くなっているが、我慢していれば直線どこかで前は開く。

　強敵はラベンダーヴァレイ。阪神マイルの準OP・うずしおSで、上がり32秒8を計時したこともある切れ者牝馬。知多特別は稍重に泣いたが、新潟なら少々の雨でも瞬発力は削がれない。軽量牝馬だけに前日入厩の現地競馬もプラス材料となる。

　単穴は5戦2勝、3歳馬ハウメア。中山マイル・1分34秒7という初勝利のタイムで、だいたいオープンに近い出世を予測できた好素材。平坦・現地競馬という利点は、この馬にもあてはまる。

　ストーミーシーは、良くも悪くも一瞬の脚が武器。ただこれまで苦手としていた坂コースの東京マイル・江の島特別でも、前走3着と結果を出した点に注目。さくらんぼ賞を上がり33秒6で猛然と2着に追い上げてきたナンヨーアミーコ。ナヴィオンも、新潟マイルは新馬戦で32秒7という脚を使った思い出の地。

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【上位拮抗】混戦だが、2ナヴィオンが新潟コースで持ち味が発揮できるとみて中心視。5ラベンダーヴァレイは差し脚を長く使えるタイプで首位争いになりそう。11ストーミーシーは近走が好内容でここでも差し切りの可能性が十分。3ナンヨーアミーコは初距離も問題なさそうで決め手に注意が必要だ。10ショウボートも実力互角で仕掛けが決まればチャンスあり。12ショウナンアンセムは昇級戦だが相手なりに走れそうで押さえておく。

【小波乱】ラベンダーヴァレイは流れに乗り差し切る。ハウメアは充電完了。タガノカムイは立ち回りがうまい。

昨年はほぼ人気通りの決着。それぞれが指数どおりのレースをしたという感じだった。だが今年は昨年よりは波乱含み。ちょっと不明要素が多い。平均値上位から前走値もいい◎ストーミーシー。相手に平均値トップ○ペルソナリテと▲ラベンダーヴァレイ。一発に☆ナンヨーアミーコ。

レース間隔は開いたが気配は良好な2ナヴィオンが有力。高速競馬向きでうまく仕掛ければチャンスはある。対抗は5ラベンダーヴァレイで能力は互角以上。