【ダートシーンを牽引】日本の競馬シーンは、芝と歩をつれて、ダートも相当進化している。本年の3歳世代も好素材が目白押し。その中でも、いち早く頭角を現し、なお進化中なのが
エピカリス。2歳10月の
プラタナス賞・1分37秒7(後続に1秒1差)は、古馬1000万に匹敵する。あの
アジアエクスプレスを彷彿させる傑出した内容だったが、砂質の大きく異なる
北海道2歳優駿も大楽勝。中間の稽古内容や時計を見ると、さらに伸びやかさを増している。メインのフェブラリーSの前に、まずはルメールの手綱捌きと同馬の資質を味わう
ヒヤシンスSだ。
本命馬の資質は別格かもしれないが、
アディラートは阪神1400ダートを1分23秒0の大差レコ勝ちに続き、稍重の
はこべら賞でも後続を子ども扱いしている。
単穴は
フォギーナイト、将来性と血統に注目したい。デビュー戦は、若いというよりは幼さ丸出し。ムーアに嫌々走らされていたが、母は
エイコーンS・テストSなど北米GI2勝。「良血」という前置きがつく繁殖は日本でも珍しくなくなったが、血統表もスケールも、ちょっとモノが違う。時計的根拠を一気に塗り替える、世界レベルのダート馬かもしれない。
時計的根拠なら、東京7Fダートを1分24秒9・上がり35秒5という爆発力で突き抜けた
キャプテンキング。
もちの木賞レコ勝ちの
ブルベアバブーン。
モンサンレガーメ、
シゲルコングなど、連下は伯仲。