11R

エプソムC

15:45発走 / 芝1800m (左 C) / 天候:曇 / 馬場:良
3回 東京 4日目 サラ系3歳以上 オープン       (国際)(特指) 別定 18頭
本賞金:4100,1600,1000,620,410万円
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 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
複勝

12

1点 5000円

馬連流し

12

相手

4

10

11

17

4通り 各1000円

馬連流し

12

相手

1

9

2通り 各500円

山崎エリカの見解

 東京芝1800mで行われるエプソムC。「府中の千八展開いらず」と言われていますが、このレースはまさにその言葉がぴったり。東京芝1800mはストレートが長く、もともと紛れが生じづらいコース。

 特に高速馬場前提の上級条件では、レースがスローペースになると、ラスト4-5F目から11秒台の速い脚を使って、さらにラスト2-3F目で11秒台前半の速い脚を連発させなければ勝てないような極限のスピード比べのレースになります。ラスト3Fで33秒台の脚が使えるような馬でないと厳しいでしょう。

 逆にラスト3Fで33秒台の脚が使えないというような馬ならば、3年前の2着馬マイネルラクリマや昨年の3着馬マイネルミラノのように、前半でリードを奪って行けばチャンスがあります。

 つまり、自分の弱点を補うことが出来るため、能力が足りない馬は勝ち負けできません。そのせいか例年、本命サイドで決着していることが多いです。しかし、今年は実力拮抗のメンバー構成。波乱の可能性はあるでしょう。

 よって、◎には、長期休養明けとなった3走前の洛陽Sを正攻法の競馬で勝利したダッシングブレイズを推します。3走前は3-4コーナーの内で窮屈になる場面がありながらも、ラスト1Fでグァンチャーレケントオーを1馬身以上突き放して完勝。その後の2戦は、この馬の能力を出し切れていませんが、前々走のマイラーズCはおそらく二走ボケ。前走の京王杯スプリングCは距離不足によるものでしょう。芝1400mで要所で置かれてしまうレースぶりから、この馬は芝1400mよりも芝1800mでこそと見ているので、今回での巻き返しを期待します。

 ○は、昨秋の毎日王冠の3着馬で、今年は小倉大賞典で2着のヒストリカル。この馬は、東京芝1800mの前走メイSで32秒台の末脚を見せているように、いい脚が長く使える馬。極限のスピード比べのレースに向いている馬なので、対抗評価としました。

 ▲は、昨年のチャレンジCの2着馬ベルーフ。昨年のチャレンジCは、時計の掛かる馬場で行われ、先行勢がラスト1Fで崩れたところを差したようなレース内容でした。しかし、この馬も○ヒストリカルのようにいい脚が持続できる馬。道悪の前走・都大路Sでは追走に脚を使って行ったために末脚が不発でしたが、良馬場で直線一気に賭ける競馬なら、上位争いが期待できます。

好配当連発 netkeiba関東本紙の予想

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netkeiba関東本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

14

相手

2

4

6

9

10

11

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

14

2着

10

相手

2

4

6

9

11

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

14

2着

6

相手

2

4

9

10

11

30通り 各100円

netkeiba関東本紙の見解

【一騎打ち】メイSワンツーの再戦が最大の焦点だ。上位にはしぶとさ見せ勝利を収めたタイセイサミットを取った。連勝で気力充実しており重賞初Vを期待。アストラエンブレムも力強い動き見せ状態上々で逆転も。割って入るならヴィクトリアM2着で存在感示したデンコウアンジュか。フルーキーも動き上々で侮れない存在。ヒストリカルも末脚堅実でベルーフクラリティスカイなども上位を窺う。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

4

相手

6

9

10

11

14

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

4

2着

15

相手

6

9

10

11

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

4

2着

10

相手

6

9

11

14

15

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【艶々】ヒストリカルの末脚が炸裂する。ここ数年重賞は未勝利ながら、チャレンジC小倉大賞典2着、横山典とのコンビでGIIの毎日王冠3着など、9-10Fで幾度も掲示板に載った実力派。前回のメイSもスローの上がり勝負とはいえ、ラスト4F・11秒8-11秒1-11秒0-11秒4(3Fは33秒5)というレースラップに対し、自身のソレは32秒7。メンバー中最速の末脚を繰り出している。年齢は8歳だが肌艶はむしろ今が一番といっていい。半兄のカンパニーもGI勝ちは8歳、一族は総じて遅咲き傾向が強い。

 第一本線はパドルウィール。左回りの2000mは昨夏の中京・シンガポールTC賞のレコード勝ちや金鯱賞2着など、もうひと伸びし粘り腰を発揮。都大路Sは道悪も敗因に挙げられるか。池添も連続騎乗、良馬場の東京に舞台がかわれば変身十分。4歳馬アストラエンブレムは、エプソムCを飛躍のステップにしたい。メイSはゴール前気を抜き先行馬をとらえきれなかったが、大阪城Sでは上がり32秒8という決め手を披露。調教の負荷を高くし、心身を今一度鍛え込んだ。

 メイS優勝馬タイセイサミットも、本格化気配を示す、まだ伸びしろを残す4歳馬。同レース3着のクラリティスカイは、ひと叩きした上積みと56キロ減量効果が期待できる。距離は1F延びるが、ヴィクトリアマイル2着のデンコウアンジュは、左回り府中のスペシャリスト。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連複軸2頭流し
軸1

6

軸2

10

相手

1

2

7

9

14

5通り 各2000円

須田鷹雄の見解

 エプソムカップの特徴は、人気馬の強さと4歳馬の強さ。中距離のGIIIでなぜこれほどに上位人気馬が強いのかはうまく説明できないのだが、4歳馬が強いのは夏競馬重賞の定番パターンでもある。ただそれにしてもこのレースでの4歳馬の強さは突出しており、さらにこの週が夏競馬扱いになったことで群としての4歳馬のクオリティは上昇している(収得賞金半減で準オープンとなる馬が出走しないようになるため)。

 ここは「人気の4歳馬」ということで◎アストラエンブレムを推すしかない。とにかく決め手のある馬なので、前走のようにどうやっても前残りという形にはめ込まれたり、逆に届きようがないほどの後方にならない限りは勝ち負けになるはずだ。

 ○デンコウアンジュは枠順を評価した。エプソムCのもうひとつの特徴に内枠有利がある(コースそのものの特徴でもある)が、今回はこのレースで過去10年連対馬がいない7-8歳馬が内枠を占拠してしまった。4歳馬でいちばん内にいるこの馬に期待するしかない。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

予想印
1マイネルミラノ(8人気)
3バーディーイーグル(17人気)
4ヒストリカル(7人気)
18ナスノセイカン(11人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

1

3

4

18

12通り 各400円

3連単BOX

1

3

4

18

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

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 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

10

相手

1

6

7

9

14

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

10

相手

1

6

7

9

14

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎アストラエンブレムは「ダイワメジャー×ウォーエンブレム」という組み合わせ。ブライトエンブレム(父ネオユニヴァース/札幌2歳S弥生賞-2着)の4分の3弟にあたる。母ブラックエンブレムはアワエンブレム≒ヘクタープロテクター2×2という特殊な凝縮を持っており、現役時代に秋華賞(G1)を制しただけでなく、繁殖牝馬としても成功を収めた。母方にドローンやサーアイヴァーを入れる配合は父の成功パターンで、「ミスタープロスペクター+サーアイヴァー(ドローン)+ラトロワンヌ」はカレンブラックヒル(NHKマイルCなど重賞5勝)を、「サーアイヴァー+ヴェイグリーノーブル」はダイワマッジョーレ(京王杯SCなど重賞2勝)を彷彿させる。

 デビュー以来一貫してマイル戦を使ってきたが、前々走の大阪城S(OP)から1800m戦に矛先を向け、これを快勝。距離に関して不安がないことを示した。前走のメイS(OP)は、スローの上がり勝負となり、タイセイサミットをクビ差とらえ損ねたが、斤量差が2.5kgあったことを考えると十分走ったといえる内容だった。左回りではこれまで[4-2-1-0]と馬券圏内を外したことがなく、馬自身も着実に地力をつけている。別定戦の今回は、ハンデ戦だった前走から斤量が0.5kg減るのも好材料。マイネルミラノが逃げる展開になれば、昨年同様あまり速い流れにはなりそうもなく、好位で競馬ができて末脚がしっかりしている本馬は展開的にも有利になる。

データから好走馬だけを絞り込む! 浅野靖典の予想

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浅野靖典

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

14

相手

2

4

7

9

10

10通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

14

2着

10

相手

2

4

7

9

24通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

14

2着

4

相手

2

7

9

10

24通り 各100円

浅野靖典の見解

【混戦】上位拮抗だが、前走快勝で本格化ムードが窺える14タイセイサミットを主軸に指名。10アストラエンブレムは決め脚上位で別定戦になるのもプラスだろう。4ヒストリカルは仕掛け次第だがハマれば一発の可能性が十分。2フルーキーは近走ひと息で斤量もカギだが昨年の2着馬だけに侮れない。流れ込みタイプの9クラリティスカイが連下の穴。7マイネルハニーは休み明けだが楽逃げできれば残り目も。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 東京でのGI連続開催の直後に出てくるデザートのようなレース。マイル路線で頂点を争うようなトップクラスは安田記念に回るため、半ばローカルの延長線のようなメンバー構成になりがちでしたが、近年はやや様変わりしています。

 秋以降に向けてきっちり賞金を加算しておくために、まだ底を見せていない実力馬が回ってくるようになりました。最近の連対馬からは、ダークシャドウダノンシャークジャスタウェイエイシンヒカリサトノアラジンルージュバックと、GIで主役を演じるような馬が出ています。マイルから中距離の頂点を目指す馬の登竜門的なレースとして、重要性が増しています。

1.4歳馬の勢いを重視

 最近7年間で4歳馬が6勝。そのうちワンツーを決めたことも4回あります。なかなかGIIIレベルを突破できないベテランよりは、勢いのある4歳馬を主力にとるのがセオリーです。

2.連勝は大荒れしない

 なんとしても賞金を加算したい馬とそうでもない馬と、上下差のある組み合わせになることが多いため、連勝レベルでは堅い決着になることが通例です。過去5年の連対馬10頭はすべて4番人気以内。ただ、3着には穴馬が来ることがしばしばなので、三連系の馬券ならば穴狙いの余地があります。

3.良馬場なら高速決着

 梅雨時期のレースながら、不思議と雨に祟られることは少なく、スピード決着になることがほとんど。近年では1分46秒そこそこの走破時計が求められるようになっています。かつては新潟大賞典から回ってくる馬が主力を形成していましたが、レースのスピード化に伴って重要性が低下。最近5年間は、前走で芝1600から1800mを使っていた馬が勝利しています。

 ここはアストラエンブレム。前走のメイSは人気を裏切っての2着ですが、勝ち馬より2.5kg重い斤量を背負っていましたし、それまで乗り難しさのあった馬が早めの競馬ができた点で、少なからぬ価値がありました。間隔を詰めて使えること自体が体質強化の証で、人気でも逆らえません。

 タイセイサミットはそのメイSの勝ち馬。3歳時に弥生賞4着、毎日杯3着がある実力馬で、重賞でも力量差は感じられません。戸崎圭太騎手を確保できたのは好材料で、あとは2kgの斤量増がどう出るか。フルーキーは昨年の当レースの2着馬。以来スランプに陥っていましたが、前走新潟大賞典では最後までしっかり脚を使って4着と、復調気配が見られました。GIIIなら上位安定という馬。

 マイネルハニーはワンターンの1800mがベスト条件。秋冬の一連の重賞実績はここでも上位に評価できるもので、適条件のここは前走の大敗を度外視して狙えます。以下、詰めが甘いもののこの距離なら崩れないクラリティスカイ、終いの脚は確実なヒストリカル、毎年暑くなるこの時期に調子を上げるベルーフ

アグレッシブ予想 藤村和彦の予想

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藤村和彦

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

12

相手

4

10

11

13

14

18

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

12

2着

10

相手

4

11

13

14

18

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

12

2着

14

相手

4

10

11

13

18

30通り 各100円

藤村和彦の見解

【小波乱】ダッシングブレイズは状態アップ。力をつけているアストラエンブレム。自在性があるタイセイサミットも怖い。

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

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大石川大二郎

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

10

相手

1

2

6

7

9

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

9

相手

1

2

6

7

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

14

相手

1

2

6

7

9

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

昨年は前走111でルージュバックが勝ちきっている。それに近い数字を持つのが☆デンコウアンジュ。これは押さえたい。だが軸は同距離コース実績あるほうにする。相手に前走メイSから斤量減る◎アストラエンブレムと○クラリティスカイが狙い。3番手に▲タイセイサミット。前走109から△マイネルミラノと△フルーキーの昨年好走組は要注意。

元祖“情報” 田沼亨の予想

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田沼亨

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

9

相手

2

4

7

10

14

18

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

9

2着

14

相手

2

4

7

10

18

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

9

2着

10

相手

2

4

7

14

18

30通り 各100円

田沼亨の見解

GI馬9クラリティスカイが2年1か月ぶりのVを決める。芯がシッカリして状態はアップ。ここは積極策から押し切りは可能だ。次位は14タイセイサミットで連勝中と勢いがあり好走は必至。▲は10アストラエンブレムで末脚は上位。

 佐藤直文の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

7

-

10

1点 3000円

馬連

7

-

14

1点 2500円

馬連

7

-

12

1点 1500円

馬連流し

7

相手

1

2

9

3通り 各1000円

佐藤直文の見解

 このレースは、近年の傾向が少々変わってきた印象を受ける。秋に行われる毎日王冠と好走馬が重なるようになってきたのだ。これまでは同じ舞台とはいえ、連続開催後半の荒れた馬場と、開幕週の馬場ということで、競馬の質自体も異なっていたのだが、馬場管理の進歩により、この時期でも雨さえ降らなければ秋の開幕週並みの馬場が維持できているわけだ。最近2年でこのレースを勝ったエイシンヒカリルージュバックは、休養を経て毎日王冠も勝ったわけだが、ともに4歳馬。秋への飛躍が期待できる4歳馬のためのレース、という点では今も昔も変わりはない。

 印上位は4歳馬としたが、中でもマイネルハニーを◎に指名する。東京コースで2度の凡走は青葉賞とダービーで、ともに距離が長かっただけのこと。それ以外の走りから、間違いなく東京は合う馬で、中でも1800mがベストだろう。一息入れたことで活気が戻った今回は、正攻法で押し切れると見た。

 相手は、アストラエンブレムタイセイサミットへが本線。◎も含めてこれら4歳勢がここを勝てば、毎日王冠、そしてその先も見える存在となるだろう。以下は、ダッシングブレイズフルーキーマイネルミラノクラリティスカイまで押さえたい。

厳選予想 ウマい馬券