【構えはどっしり】
レッドサクヤは、初陣が462キロという、中型ディープ牝馬。しかし、デビュー戦は、攻めもパドックも、備えは万全。1000m通過・1分2秒6という、不良馬場のミドルペースもスイスイ。あのタフな道悪馬場で上り3F連続して12秒台を計時した。自在のレース運びも目を引いたが、CWを軽く促すだけで11秒台をマーク。東京マイルの良馬場の瞬発力勝負は、より決め手が生きるとみた。
マウレアもデビュー戦は渋り気味のやや重、そのコンディションで11秒7-11秒3-11秒5(3Fは34秒5)というレースの上りを、自身34秒1で突き抜けている。全姉は
桜花賞馬
アユサン、その姉よりは華奢ながら、完成度と一瞬の脚は、なるほどの血統馬。
ウラヌスチャームは、
アルテミスSは6キロ増以上に重めに感じた。まだレースというのを理解しきれておらず、道中モタついたが、叩き一変。今度は道中の位置取りも反応も違ってくるだろう。
ノーブルアースも、平坦新潟とはいえ、11秒8-11秒1-11秒7というレースの上りを34秒3で一閃。馬体は468キロ、輸送や坂に耐えうるだけの厚みもある。
ミュージアムヒルは、東京・新潟・中山とコースを問うことなく好走、今回あたりが正念場か。
ナラトゥリスは
ルーラーシップ産駒、湿り気の残る
パワー勝負なら上位争い。