※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
皐月賞と同じコースで行われる3歳重賞。2010年にはのちのダービー馬
エイシンフラッシュがこのレースを制したことがあります。また、2013年の勝ち馬
フェイムゲームは古馬になってから長距離重賞を3勝、春の天皇賞でも2着しました。中山芝2000mは若い馬にとってはタフな条件で、潜在的なスタミナの持ち主が素質を開花させる場面がしばしば見られます。
1.
ホープフルS組に要注意
ホープフルSは2014年から暮れの中山のGII戦となって、豪華なメンバーが揃うようになりました。一昨年の
京成杯でも
ホープフルSから転戦した馬が2、4着。また、オープン特別の
ホープフルSからも3頭の
京成杯勝ち馬が出ているように、最適な
ステップであることは明白です。
2.新馬・未勝利からの臨戦は厳しい
過去10年間の連対馬のうち、前走で勝ち上がったばかりだったという馬は2頭のみ。2頭はいずれも未勝利戦勝ちでしたから、キャリア1戦という馬の連対は皆無です。たとえ負けていたとしても、レベルの高いところで戦った経験は必須といえます。
3.
ハービンジャー産駒に注目
ハービンジャー産駒は今年の3歳が3世代目ですが、これまでの2年で
京成杯には3頭が出走して2勝を挙げています。ちなみに勝った2頭は5番人気と3番人気でした。上がりが掛かる中山でのスタミナ勝負という条件がピッタリのようです。
ベストリゾートは
ホープフルSで4着。外々を回る形から最後までしっかり脚を使って、スタミナ豊富なところを見せました。前走は間隔が開いていたことを思えば、使われたぶんの上積みが見込めます。このレースを得意とする
ハービンジャー産駒ですし、相手関係が楽になるここは順当に上位争いになるでしょう。
コマノインパルスは
葉牡丹賞で2着。ここまで3戦全勝の
レイデオロを相手に、一歩早く動いていく形でしたから価値があります。
ホープフルSを自重したことで状態もフレッシュ。
イブキは
新潟2歳Sを3着に敗れましたが、力負けというよりキレ味の差に泣いた印象。距離延長は歓迎ですし、器用な馬なので小回り対応も難しくなさそう。
マイネルスフェーンは
ホープフルS2着ですが、内に潜り込んだシュミノー騎手の好騎乗が光った印象です。使い込まれている馬で上積みも期待できず、4番手の評価。
アダムバローズは
京都2歳Sではイレ込みがきつく大敗しましたが、今回のメンバーでは唯一の2勝馬ですから、落ち着きさえ出てくれば一変があって驚けません。
アサギリジョーは
葉牡丹賞で3着に敗れましたが、直線で窮屈になった影響もあり、スムーズなら2着とはもっときわどかったはず。未勝利戦で前述の
マイネルスフェーンを負かした実績からも軽視できません。
サンティールはレースを覚えた前走が危なげのない完勝でした。一気の相手強化は課題ですが、このレースと好相性の
ハービンジャー産駒でもあり、上昇度に注目。