【動き軽快】
ナックビーナスのスピード上位。3歳限定戦とはいえ、昨年5月の
葵Sを1分7秒9・上がり33秒4という秀逸なタイムで好位差しを決めた素質馬。古馬相手のGIII・
キーンランドCは、久々のぶん伸びきれなかったものの、0秒3差の5着という見せ場を作り、オーロCはマイペースに恵まれたとはいえ、まんまと逃げ切りを完遂。
前走のラピスラズリSは、勝ち馬の強襲に2着と敗れたが、前半3F・33秒2という
ハイラップを3番手から一旦先頭と内容充実。この中間、短期放牧でリフレッシュをはかり、トレセン帰厩後の動きは軽快そのもの。
対抗は
クリスマス。
京阪杯は異様な重い芝に脚を絡めとられ10着と精彩を欠いたが、ひも解けば
函館2歳S優勝歴もあり昨夏のUHB賞でオープン特別勝ちを果たした。中山1200mは2戦して2・3着がそれぞれ1回。年齢とキャリアを重ね、懸案のイレ込みも今は軽度だ。
中山の坂越えとオープンに微妙な壁を感じるが、
ローズミラクルはラピスラズリSを本命とコンマ2秒差の4着に追い上げてきた。
オメガヴェンデッタは、GIIの
スワンS3着、GIIIの
阪急杯2着を果たした実力派。テッポウで2勝、
パワーを要する馬場を想定し、乗り込みも急ピッチ。
54キロになるが、
ベルルミエールは夏の
CBC賞5着から長く好調を維持できている。
キャンディバローズは待望の単騎逃げが打てそうなメンバー構成になった。