※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
高松宮記念に向けた最終
ステップ重賞。
シルクロードSはハンデ戦で、
阪急杯は距離が1400ということもあって、唯一1200の別定戦であるこのレースが重要性を増しています。
アルビアーノ、
ハクサンムーン、
スノードラゴン、
カレンチャンと、近年はここを
ステップにして
高松宮記念で3着以内に好走する馬が途切れていません。
ただし、前出の4頭はすべて、その年の
オーシャンSでは敗れていることに注意が必要です。強いス
プリンターが必ずしも能力を発揮しきれない難しさがあって、毎年のように波乱の決着が繰り返されてきました。
1.中山では逃げ切れない
スピード優先のス
プリント戦ですが、直線に急坂が控える中山コースでは事情が異なります。
オーシャンS創設以来の11年間で、逃げ馬の連絡みはわずか3例だけ(いずれも2着)。そのうち2回は
ハクサンムーンでした。
2.距離短縮組が優勢
同じく過去11回で、前走で1200mを使われていた馬が勝率5.1%・連対率10.9%であるのに対して、前走が1400m以上の馬は勝率11.4%・連対率20%。ほぼ
ダブルスコアの成績で圧倒しています。中山芝1200mではスタミナも問われるので、距離に融通が利く馬が優位に立つようです。
3.
ノーザンダンサー系は割り引き
器用さが要求される条件なので、
パワーを持ち味とする
ノーザンダンサー系の馬ははっきりと不振です。過去11回で[1-2-3-24]で勝率3.3%・連対率10%。去年の
アルビアーノ、2012年の
カレンチャンをはじめとして1番人気も4頭を数えますが、「
ノーザンダンサー系の1番人気」という括りでの連絡みは1例もありません。
ナックビーナスは当コースで行われたカーバンクルSの勝ち馬。明け4歳の牝馬が牡馬相手に完勝という内容で、素質の高さは疑う余地がありません。前走は差しが有利な馬場で控える競馬を試みての敗戦。厳しい経験が適条件に戻る今走に活きてくるはずです。
メラグラーナはその
ナックビーナスをラピスラズリ賞で負かしており、中山芝1200mでは2戦2勝。ここの結果次第では
高松宮記念の有力候補に浮上する可能性があります。ただ、自分の形にハマったときとそうでないときのギャップが大きく、
京阪杯がそうだったように思わぬ大敗がある馬。
ブレイブスマッシュは一昨年のサウジアラビア
ロイヤルCの勝ち馬。昨年は
ファルコンSで2着があるように短距離戦への対応力も持ち合わせています。器用さがあるので中山は悪くないはず。
ウインムートは昇級初戦ですが、前走が後続を寄せ付けない強い内容でした。いままでハナを切ったときは4戦3勝で、先行馬が少ない今回の組み合わせならば魅力充分。
コスモドームはカーバンクルSで2着。オープンで戦えるところまで力をつけてきました。以下、適距離に戻る
スノードラゴン、今回ブリンカーを着用予定の
レッドアリオン、ベテランの2頭が押さえ。