2014年8番人気2着マグメルは標準多め坂路主体、2016年11番人気2着トミケンスラーヴァは標準多めトラック主体。過去3年の鹿野山特別で人気薄連対は追い切り本数が多い併用系統の調教タイプでした。

　人気薄ではありませんが、ここはスパルタ併用の◎カラビナ。調教適性を武器に人気薄が激走したことを思えば、実績から1着が当然といってもよいくらい。この馬自身も4走前1着時(標準多め併用)以来の追い切り本数が多い併用調教での仕上げ。当時の騎乗が田辺裕信騎手だったことを考えても、今回の調教量を余すことなく勝利するために使い切ってくれることでしょう。

1.ケンホファヴァルト
今回：標準少め坂路
前回：一杯平均坂路

2.トーセンカナロア
今回：馬ナリ平均トラック
前回：標準トラック

3.カラビナ
今回：スパルタ併用
前回：馬ナリ平均トラック

4.テオドール
今回：乗込併用
前回：馬ナリ平均トラック

5.ソールインパクト
今回：標準多めトラック
前回：乗込併用

6.ウインテンダネス
今回：標準少めトラック
前回：標準少めトラック

7.レッドアルティスタ
今回：標準トラック
前回：馬ナリ平均トラック

8.カカドゥ
今回：馬ナリ平均坂路
前回：馬ナリ平均坂路

9.タケデンタイガー
今回：標準併用
前回：標準トラック

10.トーセンラーク
今回：連闘
前回：馬ナリ平均トラック

11.ジョンブドール
今回：馬ナリ平均トラック
前回：標準少めトラック

【順当】ソールインパクトは地力上位の存在。近走も安定しており状態も良好で今度こそ。カラビナは休み明けを叩かれた前走で3着と良化示す。さらに気配上向きで好勝負も可能。ウインテンダネスは前々走2着とクラスにメド。叩かれた上積みも見込め上位争い。カカドゥは休養明けも仕上がり良くこのクラスでも。テオドールも上向きで侮れずレッドアルティスタとトーセンラークも押さえておきたい。

【ワンプッシュ】ソールインパクトが、あとひと押し。コーナー4つの小回り1800m――特に条件戦はスローペースが大半。両国特別も脚は使っているが3着止まり。じれったいレースが続いているが、中山芝は〔2032〕。ほんの1秒近いペースアップで、ひとつ上に前進濃厚。

　カラビナとの差し比べが第一本線。前回は勝ちに行っての、パワー馬場での3着。着差以上に内容は濃かった。叩き三戦目、デキも今回がピークだろう。

　テオドールは、函館2000m・1分59秒9が基本的な能力評価。プール調整が主体だが、気温の上昇とともに自然と余分な脂肪がなくなっている。

　テッポウ実績のカカドゥの地力。ウインテンダネスの変わり身など、頭数は少ないが力量拮抗。

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【差し注意】3カラビナは初コースだが長く差し脚を使えるタイプで押し切る競馬が期待可能。6ウインテンダネスは前走ひと息も叩き2走目なら巻き返す可能性が高いとみる。8カカドゥは長休明けで昇級戦だが仕上がり良好で差し脚に注意。5ソールインパクトは現級実績上位だが詰めひと息の成績を加味して押さえまでにとどめる。叩き2走目で差し脚秘める4テオドールが穴。

【小波乱】ソールインパクトは自在性がある。先行力十分のケンホファヴァルト。カラビナは力をつけている。

指数いいのは▲カカドゥ。しかし約10か月ぶりでちょっと割引必要だろう。これならば順調に指数も出ていて平均値もトップ◎ソールインパクト。そこに○カラビナ。ルメールで☆テオドール一発あり。△ジョンブドールも足りる範囲にいる。

クラス4戦目で安定感を増してきた3カラビナが主力。うまく決め脚を発揮できればチャンスはある。○は5ソールインパクトで先行策からチャンスは十分。