11R

皐月賞

15:40発走 / 芝2000m (右 B) / 天候:晴 / 馬場:良
3回 中山 8日目 サラ系3歳 オープン       (国際) 牡・牝(指) 定量 18頭
本賞金:10000,4000,2500,1500,1000万円
  • Course コース詳細
  • IPAT連携

 望田潤の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単

8

5

1点 3000円

馬単1着流し
1着

8

相手

6

16

2通り 各2000円

馬単1着流し
1着

8

相手

3

7

17

3通り 各1000円

望田潤の見解

 ファンディーナの3代母クードジェニーはフランスの2歳女王で、そこに一流種牡馬が代々かけられてきたが、母父ピヴォタルがアウトサイダー血脈豊富なアウトブリードで、良血が強すぎて煮詰まりそうなところを巧く希釈しているといえる。

 クードジェニーの全兄マキャヴェリアンは父としても父父としても母父としても成功し、ヴィクトワールピサヴィルシーナ=ヴィブロス姉妹などの母父でもある。ファンディーナヴィクトワールピササンデーサイレンスとマキャヴェリアン=クードジェニーを通じるヘイローのクロスを持つなど配合パターンがよく似ていて、岩田が乗って中山の4角でうなりながら加速するさまもよく似ているから、皐月賞を狙ってきたのは正解だろう。

 マキャヴェリアンの父系は牝馬がよく走ることでも知られ、今オセアニアで連戦連勝の女傑ウインクスや、北米史上最強牝馬の一頭にあげられるゼニヤッタは、ともにマキャヴェリアン直仔ストリートクライの娘だ。ストリートクライの息子ストリートセンス(ケンタッキーダービー)は現在日本で供用中だが、これも初年度産駒を見るかぎりどうやらフィリーサイアーの傾向を示している(ヴィクトワールピサ産駒もジュエラーをはじめ牝馬がよく走る)。

 ディープインパクトも牝馬の大物を多く出している種牡馬だが、そういう血統背景から、柔らかく大きく、強く速く動けるとびきり素晴らしい牝馬が現れたのだから、ウオッカのダービー制覇ぐらいのことをやってのけても何の不思議もない。

 ファンディーナが勝つとしたらヴィクトワールピサアンライバルドのように4角でうなりながら先頭に立つはずだから、相手にはトライアンフマーチのようなマイラーでもいいから俊敏で自在味のある差しを拾うというのが基本線。カデナとスワーヴは大跳びで内回りの4角で加速できるタイプではないので、オッズまで考慮するならば消しでいきたい。前で拾うとすればハイペリオン的なスタミナが凄い配合のクリンチャーだろう。

 古澤秀和の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

7

1点 5000円

ワイド

7

-

9

1点 1000円

ワイド流し

7

相手

6

11

2通り 各2000円

古澤秀和の見解

【パドック速報対象レース】
 当レースはパドック速報対象レースです。レース発走20分前に最終結論(印・買い目・見解)を公開します。パドックの気配で前予想と最終結論が変わる可能性がありますので、予めご了承ください。

7番:万全のデキ。距離も大丈夫。馬場も合う。
6番:馬場合いそう。
11番:パワーのあるディープインパクト産駒で馬場こなせる。
9番:余裕残しも好馬体。
2番:もうひと張りほしいが仕上がる。
4番:デキ良い。馬場だけ。
8番:やや細く映るし、入れ込みもきつめ。

好配当連発 netkeiba関東本紙の予想

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netkeiba関東本紙

予想印
8ファンディーナ(1人気)
17ウインブライト(6人気)
2スワーヴリチャード(2人気)
5レイデオロ(5人気)
4カデナ(3人気)
6アウトライアーズ(7人気)
13サトノアレス(8人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

8

相手

2

4

5

6

13

17

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

17

相手

2

4

5

6

13

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

2

相手

4

5

6

13

17

30通り 各100円

netkeiba関東本紙の見解

【上位拮抗】ファンディーナはデビュー戦から鮮烈なレースぶりで3連勝。牡馬相手でも脚力上位で69年ぶりの牝馬Vに期待。ウインブライトは上昇顕著。コース相性も上々で好勝負を期待。スワーヴリチャードは間隔空くも迫力ある動き見せておりチャンスも十分。レイデオロは久々カギも能力遜色なく争覇圏。サトノアレスも巻き返しの態勢でカデナアウトライアーズなども差なく要警戒。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

8

相手

2

4

5

6

7

11

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

2

相手

4

5

6

7

11

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

5

相手

2

4

6

7

11

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【際立った紅一点】ファンディーナは規格外の牝馬、牡馬相手の皐月賞も一気に呑み込む。能力の拠りどころは二走前のつばき賞にあり。前半1000mは1分4秒1のスローで展開、ラスト3Fのレースラップは12秒2-10秒7-11秒0(3Fは33秒9)という、逃げ馬絶対有利の究極の瞬発力勝負を、上がり33秒0でとらえ、ゴール前さらにもうひと伸び。推定ではあるが、最後の1-2F連続して10秒5前後のラップを計測。上がりの速い平坦の京都とはいえ出色のこのラップは、即座にGIに通じる絶対能力の証。

 フラワーCも12秒4-11秒2-11秒7(3Fは35秒3)という流れを、上がりを34秒9でゴボウ抜き。4コーナー手前の2F目あたりを11秒2で瞬時に動き、しかも坂上から持ったままで再加速。皐月賞制覇のお手本となる機動力とレース運びを前走で示している。

 年明けデビュー、今回が4戦目という異例のローテーションではあるが、4月2日に調教時計を出し始め、二週にわたってキチンとした追い切りができた。そのタフさも常識外の傑物牝馬の証となる。

 対抗はスワーヴリチャード。マイルから2000mにおける一連の重賞レースで、2歳戦の中では最も内容が濃かったのが東スポ杯2歳Sだったが(同馬は2着)、年明けの共同通信杯は1分47秒5に時計を更新。思えば昨年のディーマジェスティも、一昨年のドゥラメンテ共同通信杯からの直行組、スワーヴもほぼ同レベルで前走を勝ち上がり皐月へGOサインがともった。

 腰回りが充実し、発馬のダッシュもマシになった。枠は2番、1コーナーを抜けるまでに好位にスッポリ収まれば、自然とGI奪取が見えてくる。ただ、デビュー二戦目や調教の動きを見ると、右回りは脚を突っ張り、勝負どころでモタつく感じがする。コーナーで急がせるか、自らハミをとって進んで行くか。分かれ目はそこだろう。

 シンプルに、中山2000mの適性と時計の質を問うならレイデオロだろうか。東京の新馬戦の走破タイムは重馬場で2分4秒3。湿った馬場で11秒台のラップを2連続計時し、資質の在り処は何気に示していたが、続く中山の葉牡丹賞は、前半5F通過は1分1秒0のスロー。残り4F目から一気に11秒7にピッチが上がり、続く3Fも11秒9-12秒1-11秒9(3Fは35秒9)という激流を、レースの上がりを1秒2上回る34秒7で坂上一気。返す刀でホープフルSを2分1秒3でV。ラップの精度は葉牡丹賞に軍配が上がるが、開催最終日のパワー馬場で前回より余裕をもちレースを組み立てることができた。中山2000mのあの破壊力は、同じキングカメハメハ産駒ドゥラメンテを彷彿させる。

 しかし葉牡丹賞ホープフルSをつかえば疲れもたまる。気のいいファイターだけに緒戦から走ろうとするし、坂上強襲のシーンも十分考えられるが、ローテーションは皐月賞の王道ではない。馬体はふっくらとして写真写りはいいけれど、GIで勝ち負けは細いくらいに厳しく仕上げないと通じない。次のダービーを見据えた造りのようにも感じる。

 惑星はカデナ。東京の百日草特別京都2歳Sと異なる競馬場で上がり33秒台をマークしてきたが、弥生賞も11秒9-11秒4-11秒7(3Fは35秒0)というレースの上がりに対し、自身のソレは34秒6。直線外からきれいな加速力ラップを描いている。

 ペルシアンナイトも、健やかさにあふれ記録面でも上昇一途。シンザン記念は、発馬で一完歩出遅れ、直線も前が壁になり進路を探せず、内に切れ込むしかなく、結果1-2着馬の外強襲を許してしまったが、アーリントンCは前半1000m・59秒1のミドルペースで展開。よどみのない流れの上に立ち、直線入り口の脚色で、ほぼ勝負あった。ラスト3Fのレースラップは11秒4-11秒3-12秒3(3Fは35秒0)、対する自身のソレは34秒0(推定11秒台を3連続マーク)。1分34秒1という走破タイムは、過去十年で第三位タイ。昨年のレインボーライン(菊花賞2着)と同タイムだったが、ハナ差決着だった昨年と違い、ペルシアンナイトは後続に3馬身、ゴール前は手綱を抑える楽勝だった。

 マイルのアーリントンCは、なんとなくクラシックやGIと関連性はなさそうに映るが、優勝馬はジャスタウェイコパノリチャードミッキーアイル。スピード系が中心ながら、後のGI馬が過去十年で3頭もいる。

 毎日杯アルアインの1分46秒5は、過去十年でディープスカイの1分46秒0、キズナの1分46秒2に次ぐ第三位。勝ちっぷりは地味に映るが、GI勝ち負けの下地は整っている。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

予想印
17ウインブライト(6人気)
2スワーヴリチャード(2人気)
11アルアイン(9人気)
6アウトライアーズ(7人気)
4カデナ(3人気)
5レイデオロ(5人気)
8ファンディーナ(1人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

17

相手

2

11

2通り 各500円

3連複軸1頭流し

17

相手

2

4

5

6

8

11

15通り 各600円

須田鷹雄の見解

 皐月賞は「スローにはならない」と決め打ちして予想したいレース。結果として、スローの競馬を勝ち、それを根拠に人気が形成されている馬は△あたりまでということになる。今年でいうと弥生賞勝ちの△カデナがこれに相当する。

 逆に、持続力型のレースを勝ってきて、その地味さゆえにあまり人気になっていないという馬が狙い目。昨年のディーマジェスティがまさにそれで、うまい話が2年連続であるかどうかは分からないが、パターン的に近い◎ウインブライトから入ることにした。

 スプリングSは、2-8ハロン目がすべて12秒前後という、緩急がないレース。似た形になればこの馬や、当時2着の☆アウトライアーズが差し届いてくる。

 ○スワーヴリチャードは、そのスケール感が魅力だが、フルゲートの内枠をうまく処理できるかどうか。▲アルアインは、前走同様の積極的な位置取りなら穴になりうる。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

予想印
16クリンチャー(13人気)
15アダムバローズ(11人気)
5レイデオロ(5人気)
17ウインブライト(6人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

5

15

16

17

12通り 各400円

3連単BOX

5

15

16

17

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

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 栗山求の予想

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予想印
8ファンディーナ(1人気)
2スワーヴリチャード(2人気)
7ペルシアンナイト(4人気)
4カデナ(3人気)
5レイデオロ(5人気)
13サトノアレス(8人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

8

相手

2

4

5

7

13

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

8

相手

2

4

5

7

13

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎ファンディーナは「ディープインパクト×ピヴォタル」という組み合わせで、ナムラシングン(準OP)の半妹にあたる。「ディープ×ピヴォタル」はダノンジェラート(セントライト記念3着)とワールドインパクト(青葉賞2着)兄弟と同じ。また、マキアヴェリアンの全妹とヌレイエフを併せ持っているので、ヴィルシーナ(ヴィクトリアマイル2回)とヴィブロス(ドバイターフ秋華賞)姉妹とよく似た配合構成だ。血統的には申し分ない。後続をぶっちぎった新馬戦、1頭だけ違う脚いろで突き抜けた2戦目のつばき賞、ほぼ馬なりで2着以下に5馬身差をつけたフラワーCは、いずれも器の違いを感じさせる圧倒的なパフォーマンスだった。

 筋肉量豊富な500kgを超える馬体は牡馬顔負けで、ディープインパクト産駒の牝馬としてはジェンティルドンナ級の期待が掛けられる。牝馬が出走できる、牡馬混合芝2000mから2500mのG1は、大阪杯皐月賞、ダービー、宝塚記念、天皇賞・秋、ジャパンカップ有馬記念ホープフルSの8つ。過去5年間、これらのレースで牝馬は5勝を挙げている。勝ち馬はすべてディープインパクト牝馬だった。最高クラスのディープ牝馬は性別を超えた強さがあり、相手が牡馬であろうとまったく引けを取らない。前につけられる脚があり、終いも確実に伸びるので中山コースでは崩れにくいタイプだ。

データから好走馬だけを絞り込む! 浅野靖典の予想

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浅野靖典

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

13

相手

2

6

8

17

18

10通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

13

2着

2

相手

6

8

17

18

24通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

13

2着

17

相手

2

6

8

18

24通り 各100円

浅野靖典の見解

【波乱含み】13サトノアレスは前走4着も内容的には上々とみて前進必至と判断。2スワーヴリチャードは素質上位で今回も差し脚発揮に期待ができる。17ウインブライトは前走の内容が良好でこの条件でもまくり脚に要注意。8ファンディーナは相手関係がどうかだが、侮れない存在とみるべきだろう。6アウトライアーズは差し脚堅実で叩いた上積みにも期待できそう。18トラストは大逃げの手に出れば残り目が出てくる余地がある。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 いくつかの牝馬限定戦に有力馬が集中する牝馬と違って、牡馬の前哨戦はバラバラです。弥生賞スプリングS若葉S毎日杯共同通信杯きさらぎ賞すみれSアーリントンCホープフルSの勝ち馬がいるところに、フラワーCの1着馬までも登録してきました。

 近年は大牧場の有力馬が前哨戦を使い分けることが普通になり、直接対決の機会がないまま本番を迎えることが少なくありません。各馬の能力比較がわかりにくいのは、べつに今年に限ったことではなく、皐月賞ならではの難題です。ただし、適性やステップの優劣によって、出走馬をスクリーニングすることは可能でしょう。

1.スピードレースの経験が必要

 最近10年間の皐月賞馬で、前走2000m戦を使われていた馬は3頭のみ。ここ最近は1800m以下のレースから距離延長で臨んだ馬が6連勝中です。最近の皐月賞では1分58秒台の決着が当たり前になっているため、スローになる2000m戦をステップにする馬は、そのギャップに戸惑うことがしばしばです。

2.前走1着馬強し

 前週の桜花賞では「前走人気>>前走着順」であったのと逆で、皐月賞では前走を勝った勢いが重要だよ、というデータ。過去10年の皐月賞で前走1着だった馬が8勝しています(2着は4回)。前走で負けた馬は巻き返しても2着まで、という傾向です。さらに「前走1番人気1着馬」は[6-3-3-11]で勝率26.1%・連対率39.1%と、信頼性がアップします。

3.ゆったりしたレース間隔が◎

 近年ではスプリングS若葉Sという直近のステップレースから臨む馬が勝ち切れません。最近5年間では2013年のロゴタイプ(スプリングSからの臨戦)の例があるだけ。共同通信杯弥生賞など、じっくり間隔を開けた前哨戦から直行するローテーションが皐月賞の王道となっています。

 スピード能力・前走1番人気1着・ゆったりしたレース間隔。すべて兼ね備えているのは、じつはただ1頭しかいません。それがペルシアンナイト。マイルのアーリントンCの勝ち馬ですが、父はハービンジャー、母はゴールドアリュールの全妹ですから、血統的にはむしろ距離が延びたほうが良いタイプです。じっさい、この馬以外のハービンジャー産駒の重賞勝ちは、すべて芝2000mのものです。

 賢い馬でレースぶりに注文がつかず、ハービンジャー産駒としては珍しく高速上がりも苦にしません。これまでの対戦相手で一線級といえるのは、アイビーSで敗れたソウルスターリングくらいで、トップクラスとの力量比較は困難ですが、そもそも皐月賞とはそういうレースですし、さらに大混戦の今年にそれを言うのは野暮と言うものでしょう。スペックとプロフィール面では余裕で条件をクリアーしていますし、鞍上は過去に皐月賞4勝のミルコ・デムーロ騎手。チャンスは小さくないでしょう。

 レイデオロはここまで芝2000mで3戦3勝。2歳時の記録ながら他馬との持ち時計比較では上位をキープしています。つまり、年を越してもこの馬を凌駕するような馬は現れていない、ということ。休み明けはネックになりますが、素材の確かさとコース適性の高さを評価します。

 アウトライアーズスプリングSを2着に敗れましたが、4コーナーで追い出しを待たされた分の惜敗でした。スプリングSの勝ち馬ウインブライトはその前走で負かしており、百日草特別ではカデナとタイム差なしの3着があります。ヴィクトワールピサ産駒は中山1800mでは目立ちませんが、1F延びる中山2000mは大得意にしており、前進は必至。

 ファンディーナはここまで3戦3勝、いずれも圧勝というレースで、これまで目一杯の走りをしたことがありません。ただし、ここまでの相手関係はいかにも楽でしたし、厳しいペースの経験もなし。また輸送を2回挟んでの中3週と、ローテーションもメンバー中でもっともハードです。素質の高さでどこまで踏ん張れるか。

 以下、不器用さが残るものの決め手は一級品のスワーヴリチャード、時計対応が課題も2000m重賞2勝の実績が光るカデナ、メンバー中唯一の4勝馬で自分の形ならしぶといアダムバローズ

アグレッシブ予想 藤村和彦の予想

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藤村和彦

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

2

相手

4

5

6

8

9

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

2

2着

8

相手

4

5

6

9

15

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

2

2着

15

相手

4

5

6

8

9

30通り 各100円

藤村和彦の見解

【小波乱】スワーヴリチャードは臨戦過程がよく成長もしている。スケールが大きいファンディーナアダムバローズはしぶとい。

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

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大石川大二郎

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

5

相手

2

7

8

11

13

17

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

5

2着

8

相手

2

7

11

13

17

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

5

2着

7

相手

2

8

11

13

17

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

指数だけでは判断が難しいのが皐月賞。今年も異様なまでの難解並び。昨年の教訓で前哨戦のレベル補正をしなければならないことはわかったが、かなり比較は困難。同距離コース高いのは◎レイデオロ。デキてさえいれば馬券圏内はキープできる数値だ。一発に賭ける。相手は平均値同値トップ○ファンディーナ。前走値トップ107▲ペルシアンナイト。同105☆アルアイン。以下△も前走値重視。カデナまで印が回らなかった。

元祖“情報” 田沼亨の予想

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田沼亨

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

5

相手

2

4

6

7

8

11

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

5

2着

2

相手

4

6

7

8

11

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

5

2着

11

相手

2

4

6

7

8

30通り 各100円

田沼亨の見解

無傷の3連勝馬5レイデオロが主役を張る。中山の同距離は連勝。すべて最速の上がりタイムからポテンシャルは高い。久々でも素質の高さでカバーできる。次位は2スワーヴリチャードパワーがあり末脚は威力がある。荒れた中山の馬場はピッタリだ。▲は11アルアインで決め手は上位で距離延長は歓迎だ。

 佐藤直文の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

2

-

7

1点 3000円

馬連フォーメーション
1着

7

2着

5

8

相手
2通り 各2000円
馬連フォーメーション
1着

7

2着

4

6

11

相手
3通り 各1000円

佐藤直文の見解

 この時期になると、清水成駿の“弥生賞皐月賞ではなく、菊花賞に通じている”という言葉を思い出す。かいつまんで言えば“皐月賞でスローのヨーイドンはない”ということであり、これが弥生賞なら◎はファンディーナでいいだろう。それだけの類稀なる瞬発力は、牡馬相手でも通用すると思えるからだ。ただ、今回はアダムバローズ陣営が“行けるだけ行く”と宣言しているし、ペースアップした際にファンディーナがどうなるかは、未知の領域だ。これを“怪物だから”の一言で片付けるのは、少々乱暴だろう。少なくとも、近年の勝ち馬は、擬似皐月賞とも呼べる厳しい流れの経験者。中団から後方で運ぶ、底力に優れた差し・追込馬が圧倒的に有利なレースでもある。

 その底力が問われる流れと言えば、ペルシアンナイトの2走前、シンザン記念。苦手な道悪で直線でも前が塞がる不利がありながら、よく3着まで来た。思った通り、良馬場の前走は好時計での圧勝。アーリントンCからのステップは異例ではあるが、そもそも牝馬が人気なる皐月賞こそが異例。こんな◎があってもいいだろう。

 相手筆頭は、近年活躍の共同通信杯勝ち馬スワーヴリチャードペルシアンナイトにより魅力を感じたたために○にとどめたが、基準は全てクリアしている。▲はレイデオロ。どこかで一叩きできていれば、その結果にはこだわらずに◎を打った可能性のある馬。瞬発力は世代随一で、ぶっつけでも能力で何とかしてしまう可能性はあるだろう。ファンディーナはその次の評価で、以下は、カデナアルアインアウトライアーズまで押さえたい。

厳選予想 ウマい馬券