中京芝マイルで前走ぐらい走れば、両マイネルよりはアドマイヤアルバのほうがモノは上だ。母がヌレイエフを経由するノーザンダンサー4×5･5だから、ヌーヴォレコルトやワンアンドオンリーのように2歳戦から動ける配合のハーツクライ産駒。

　そして同じダイワメジャー産駒としての比較でいえば、アドマイヤアルバを押さえたフロンティアよりもアマルフィコーストのほうが前走内容に凄みがあるし配合も上だろう。

　母父がサドラーズウェルズ系の本格派(英愛ダービー馬ハイチャパラル)というのはメジャーエンブレム(キングジョージのオペラハウス)と同じで、母母にダンジグ系マイラーの血が入るのもヘイローのニアリークロスを持つのも同じ。母がクリス4×3のクロスを持つのも良く、あの強靭な後駆ならば中京でも突き放せるとみた。

　昨年の中京2歳Sは2番人気馬ナリ平均併用が6番手から差して1着。先行していた3番人気標準坂路が2着という結果。今年も併用と坂路の調教タイプが対決。ただ前走のレースぶりから、今年は標準坂路主体の◎アマルフィコーストが逃げて、標準坂路の○マイネルエメと標準多め坂路の▲アドマイヤアルバが差す展開になりそう。

　アマルフィコーストは休み明けになりますが、デビュー勝ち時と同じ最終追い切り内容。仕上がり状態に関して不安はないので、あとは自分のペースで競馬した時に坂路調教馬の瞬発力に屈する可能性がどの程度かということになりそうです。

1.ケイティノーブル
今回：馬ナリ平均トラック
前回：標準トラック

2.ナムラバンザイ
今回：馬ナリ平均トラック
前回：軽目トラック

3.アマルフィコースト
今回：標準坂路主体
前回：標準併用

4.マイネルサイルーン
今回：軽目トラック
前回：標準トラック

5.エイコーン
今回：標準トラック
前回：馬ナリ平均トラック

6.アドマイヤアルバ
今回：標準多め坂路
前回：標準多め坂路

7.マイネルエメ
今回：標準坂路
前回：馬ナリ平均坂路

【センスの塊】アマルフィコーストは、ダイワメジャー産駒はかくありたしを具現する、競馬センスの塊。初陣はダッシュ効かせ先手、前半1000mの入りは58秒8のミドル。ラスト3Fめから11秒9とピッチを上げ、11秒2-12秒1で余裕残しのフィニッシュ。坂コースの阪神で1分22秒1なら、中京マイルのオープン特別も普通に勝ち負け。

　ラップの質はやや落ちるが、マイネルサイルーンの東京マイル・1分35秒9も、ごく近い将来2勝はいける走破タイムだ。アドマイヤアルバは、当該コース・上がり34秒2の経験を、すぐにでも活用したい。マイネルエメも連下なら。

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負！

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

【本命戦】3アマルフィコーストは結果逃げる形になったが、直線でもしっかり伸びていたように、どんな競馬も出来るタイプ。2歳馬離れした大人びたレースをここでも見せてくれるだろう。4マイネルサイルーンは勝負根性に優れている。ここも展開ひとつ。7マイネルエメは前走、苦しいところから再び伸びてきた。2着争いに加わる。

【好センス】デビュー戦で、軽快なスピードといい持久力を見せた03アマルフィコースト。いかにもダイワメジャー牝馬らしいタイプで、この中間の稽古でも素晴らしい動きを見せた。連勝が濃厚とみて、迷わず本命に推す。相手は、06アドマイヤアルバと02ナムラバンザイを上位に評価する。少頭数なので、◎-○▲の馬連・馬単主体で勝負。

【小波乱】アマルフィコーストはフットワークが豪快でセンスもいい。完成度が高いアドマイヤアルバ。マイネルサイルーンはいい脚を長く使う。

初戦80勝ちならば◎アマルフィコースト。ダイワメジャー産駒ならばこのコースも問題なし。相手も同じく82勝ち○マイネルサイルーン。そこに初戦同距離コース65▲アドマイヤアルバ。初戦77で2走目勝っている☆マイネルエメ。

デビュー戦の強い内容から3アマルフィコーストが主力。スピード能力が高く追ってからの脚は威力がある。距離延長は歓迎で連勝は十分。対抗は7マイネルエメで気性は未熟だが能力は上位。