2016年寿Sの3着以内馬の共通点。それは最終追い切りが栗東坂路でラスト1Fが最速ラップを踏んでいたこと。じわっとラップを速めるようなレースになれば、加速ラップの最終追い切りが最適というわけです。

　◎ロードヴァンドールは勝った時と違う栗東坂路での最終追い切りですが、ラスト1F最速ラップ。しかもこれは昆貢厩舎の勝負調教であり、考え方として2走前以上のパフォーマンスを見せることができる状態とも判断できます。

1.スズカルパン
今回：標準トラック
前回：標準トラック

2.ハナズレジェンド
今回：乗込坂路
前回：馬ナリ平均坂路

3.レッドルーラー
今回：馬ナリ平均坂路
前回：標準多め併用

4.ジョルジュサンク
今回：標準少め坂路
前回：一杯平均併用

5.ロードヴァンドール
今回：馬ナリ平均坂路
前回：一杯平均併用

6.レッドオリヴィア
今回：標準坂路
前回：標準少め坂路

7.ヴォージュ
今回：標準併用
前回：標準多め坂路

8.メイショウコルノ
今回：一杯平均トラック
前回：標準少め併用

9.アドマイヤキズナ
今回：標準トラック
前回：標準併用

10.ベルニーニ
今回：標準少め坂路主体
前回：乗込トラック

【気分も新たに】カウントダウンSは、ちょっと大事に乗り過ぎたか。勝負どころで外を回したぶん、アクセルを踏み遅れたアドマイヤキズナ。しかし、二走前の鳴滝特別のラスト4Fのレースラップは11秒6―11秒1―11秒5―11秒6(3Fは34秒2)、対する自身の上がりは33秒6。オープンレベルに近いラップ形態を具体的数字として示している。福永で気分一新、勝負掛かりのローテも組んだ。

　ロードヴァンドールは正攻法の逃げでカウントダウンSを3着、時計勝負も大丈夫。ハナズレジェンドは、素材そのものは足りるものの、ローテが少し窮屈になっている。

　メイショウコルノの流れ込み、レッドオリヴィアの一瞬の脚も、連下として押さえておきたい。

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【順当】ハナズレジェンドは昇級戦になるが、今まで勝ったレースすべてが、完勝と言えるもので、自分の力を出した時は、相当な器だと感じさせる。ゆくゆくは重賞戦線で走っていても不思議でない馬。クラスに泣くことはないだろうし、ここは前にロードヴァンドールという絶好の目標がチラチラ。ズブいタイプではないため、目測さえ誤らなければ、きっちりゴール前で交わしてくれるはずだ。

　相手は、そのロードヴァンドール。ヴォージュが取り消したことで、突っつく馬が減ったのは、大きな追い風。番手でも流れに乗れれば大きく崩れないのが特徴で、得意の京都の内回りでは、これ以上印を落とせない。

【展開有利】少頭数で、さらに07ヴォージュが出走を取り消し。好位から前をうかがう馬が消えたことで、ハナを切れる05ロードヴァンドールの展開利が非常に大きくなる。京都替わりも大きなプラスで、勝機到来とみた。相手は、02ハナズレジェンドと06レッドオリヴィアを上位に評価。◎-○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体で勝負する。

【小波乱】根性があるハナズレジェンド。メイショウコルノは条件が合う。

2走前同距離コース105で前走も101というヴォージュ。だが取り消しで予想は仕切り直し。平均値100超え▲レッドオリヴィアも若干微妙な点あり。ならば平均値2位並びから◎ハナズレジェンド。着順もいいが指数もここではトップ評価していい。次点に○アドマイヤキズナ。さらには☆ロードヴァンドール。上位は拮抗していてどれが勝ってもおかしくはない。

クラス2戦目で上積みが必至なのが5ロードヴァンドールだ。スピードは上位でマイペースなら押し切れる。対抗は2ハナズレジェンドで格上げでも通用する。