過去3年の白梅賞。3着以内馬の調教タイプを列記すると、2014年標準多め併用／標準トラック／標準併用。2015年標準少めトラック／標準併用／標準坂路。2016年標準併用／標準併用／標準多めトラック主体。併用系統の調教タイプが馬券圏内に入らなかった年はなく、いかにも京都芝1600m内回りらしい調教傾向になっています。

　◎クリノヤマトノオーは標準多め併用。前走が重馬場でスピードを殺されたと思えば、今回はハナを切って逃げ切りも十分可能。最終追い切りではクリノスターオーに先行して逃げ切っており、ここも粘り強いレースが期待できます。

1.クリノヤマトノオー
今回：標準多め併用
前回：標準併用

2.ナンヨーマーズ
今回：馬ナリ平均トラック
前回：馬ナリ平均トラック

3.ハローユニコーン
今回：標準少めトラック
前回：標準トラック

4.オールザゴー
今回：標準多め坂路
前回：標準少め坂路

5.サングレーザー
今回：一杯平均坂路
前回：標準坂路

6.シゲルボブキャット
今回：馬ナリ平均坂路
前回：標準坂路

7.ナムラライラ
今回：標準坂路
前回：馬ナリ平均坂路主体

8.サトノクロノス
今回：標準併用
前回：標準併用

9.セイイーグル
今回：標準坂路
前回：標準少め坂路

10.サロニカ
今回：標準多め坂路
前回：標準併用

【マイルなら折り合いがつく】サングレーザーは、デイリー杯2歳S・1分34秒7の3着が示す通り、働きどころはやはりマイル。ホープフルSは、折り合いを欠きながら、よく5着に頑張ったともいえるし、京都マイルなら手綱の送り出しも気を遣わなくて済む。

　素材ならサロニカ。まだ馬体が薄っぺらく、新馬より厳しい競馬になると対処し切れないシーンが出てくるかもしれないが、初陣は11秒3-11秒0-11秒7(3Fは34秒0)という好ラップを、二番手から抜け出している。

　セイイーグルの千両賞は道悪、体重も12キロ増だった。シャープに作り、良馬場にかわれば巻き返し十分。千両賞5着のナンヨーマーズ。同レース12着のナムラライラも、馬場がよくなれば戦績も一変。ハローユニコーンは、2戦連続して1分47秒台をマーク中。

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【相手探し】前走は引っかかってしまい本来のパフォーマンスを見せることが出来なかったサングレーザー。今回は距離を短縮して必勝態勢。初勝利時に負かした相手は、後のマイルGIホースだ。相手は、このクラス2戦目となるナンヨーマーズ。前走は窮屈な場面がありながらジリジリと伸びて掲示板を確保。この相手なら。怖いのは単騎で逃げられそうなサトノクロノス。

【条件好転】自己条件に戻る05サングレーザーを、素直に信頼。重賞でもそう差のないレースを続けており、距離短縮もいい方向に出そう。1週前の稽古でいいタイムが出ているように、デキに関しても不安はない。相手はひねり気味に、02ナンヨーマーズと03ハローユニコーンを上位にチョイス。◎からのヒモ紛れを狙うイメージで、馬券を組み立てたい。

【小波乱】オールザゴーは発馬を決めて内枠を生かす。折り合ってサングレーザーが前進。ナンヨーマーズは根性がある。

同距離コース93で前走も99、さらに平均値トップであれば◎サングレーザー軸は必然。しかし相手が横一戦である。初戦71勝ち○サロニカ。そこに前走91▲ハローユニコーンが上位陣。続いて☆ナンヨーマーズという判断。

自己条件に戻れば能力は上位の5サングレーザーが有力。自在な脚がありマイル適性は高い。先行策から勝機は十分。○は10サロニカで素質は高く先行策から逆転を狙う。