【坂路で造りなおした】
ダイアナヘイローが気分一新。昨年の同時期、京都1200mを1分7秒9・後続に0秒7差をつける圧勝を目にした時は、重賞も見えたように思えた。その素材を大事に、上手な競馬を教え込もうとしたが、却って勝機を見いだせない。もどかしい競馬が続いてきたが、少し間隔をあけ、この中間から攻めの比重を坂路へスイッチ。51秒5-37秒1-12秒1という好時計が、反転攻勢の起点となる。
当面の敵は
スマートグレイス。取り消し明けになるが、新潟1000直勝利をはじめ、小倉の
紫川特別2着、阪神6F2着など、コースや馬場を問うことのない現級好走実績馬が対抗。
フジノパンサーは、福島戦は「これはもらった」という手応えで直線を向いた。しかし、そこで歩様の危うさでも感じたのか。流れ込むままの11着に終わったが、最終追い切りは坂路12秒1をピシリ。一気の巻き返しが期待できそうだ。
持ち時計が少し頼りないが、先手を奪えば
セレッソブランコ。1分9秒前後の決着なら
トーセンクリス、
トウショウジャイロも足りる。