【血統通り】能力と結果がなかなか一致せず、評価の針が微妙に触れたこともあるカイザーバル。しかし、ローズS3着、秋華賞も3着。たぶん出がらし状態だったろう摂津特別も、なんとか2着。リフレッシュをはかり一戦一戦を大事にしていけば、自然に血統は花開く。もちろん、ここがピークとはいわないが、トレセンに帰厩し約一か月。一週間前にはCWで6Fをいっぱいに追った。

　ひとつ年上のアンドリエッテは、秋華賞4着馬。テレビ山梨杯は、中間一頓挫あって、マイナス体重ぶん後肢の肉が落ち、4着と伸びきれなかったが、ホームの関西で変身。

　レインボーフラッグも、昨夏は満足な仕上げとはいかなかった。マイルベースに、もうひとクラス上にいける4歳馬だ。

　他力本願だが、オブリゲーションの決め手。賢島特別で最速の上がりをマークしたヤマカツボーイ。マイルに舵を切ってきたスワーヴアーサーの一発が不気味。

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【上位拮抗】粗削りなレース内容といい、常に折り合い面で不安が残る4カイザーバル。しかしGI3着の実績が物語るように、ここでは素質は断然。多少、折り合いを欠いても能力で蓋をすることが出来ると判断した。相手は坂のある阪神だと最後の伸びが違う5アンドリエッテ。穴は32秒台の末脚を披露したこともある3レインボーフラッグ。

【順当決着】久々ながら、稽古で軽快な動きを見せている04カイザーバル。能力だけでなく条件適性もここでは上位で、さらに展開まで向きそうなのだから、好走期待度はかなり高い。ここは相手も、08ピースマインドと05アンドリエッテが上位評価組と、順当に決着しそうな雰囲気だ。ここはひねらず素直に、◎-○▲の馬連・馬単を厚めに狙いたい。

【小波乱】スワーヴアーサーはこの距離が合う。安定度が高いカイザーバル。アンドリエッテは追われてしぶとい。

抜けて良いわけではないが、わずかな差で◎カイザーバルが指数上位。勝ちきれる数字というわけではないのだが軸にするのならばコレという感じがする。前走値上回る○ヤマカツボーイと▲オブリゲーションが相手。そこに☆アンドリエッテも一発ある。

1000万では能力が一枚上手の4カイザーバルが主力。自在な脚がありうまく仕掛ければチャンスはある。対抗は5アンドリエッテで末脚は強烈で能力は互角。