※火曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
ここから強行軍で
皐月賞への出走を目論む陣営もありますが、基本的には
皐月賞路線を諦めた馬たちの再出発の一戦という位置づけになります。一昨年のこのレースには、3着
アンビシャス、4着
アルバートドック、5着
シュヴァルグランと、のちの重賞勝ち馬が3頭も出走していました。昨年も
共同通信杯凡走から巻き返した
スマートオーディンが快勝。
京都新聞杯からダービーへと駒を進めるための
ステップボードにしています。今後を占う上で、重要度の高い一戦です。
1.重賞出走組の壁は高い
前走で500万下を走っていた馬の勝利は2006年の
アドマイヤメインまで遡ります。以降、
ルーラーシップ、
トーセンレーヴ、
ラングレーと、前走500万勝ちで1番人気に支持された馬も3頭いましたが、いずれも連対を外しています。年明けの3歳500万条件やオープン特別はレベルが下がっていますので、格上がりの馬の過大評価は禁物です。
2.距離短縮組は苦戦
この5年間で前走2000m以上を使われていた馬の連対は、2013年の
キズナの一例のみ。ほとんどの馬がスピードレースでスタミナを活かせず、馬群に沈んでいます。信頼できるのは、
共同通信杯や、
シンザン記念、
きさらぎ賞など、ワンターンの1600・1800戦から臨む馬。
3.
パワータイプが善戦
2012年は
ディープインパクト産駒が1-3着を独占しましたが、2013年は2着にガイヤーズヴェルト、2014年は2着に
エイシンブルズアイと、短距離やダートに適性のある馬が上位に食い込んでいます。前走でダートを使われていた馬は過去10年で2着2回、3着1回していて、当然そのすべてが人気薄です。
サトノアーサーは前走道悪に泣いて2着に敗れましたが、その前のシクラメン賞での上がり3F32秒7をマークしての圧勝が示すとおり、良馬場ならば破壊的な決定力を発揮します。むしろ苦手な条件でも2着を確保したところが能力と見るべきでしょう。3歳馬離れした脚力に注目。
トラストは昨年の
札幌2歳Sの勝ち馬で、朝日杯でも5着と崩れていません。気難しさがあって成績が安定しませんが、ダートで2戦2勝の
パワーに再注目。
アルアインは
シンザン記念では直線で不利を受けての6着。力負けではありませんし、ズブさのある馬で距離延長も良さそう。
キセキは遅生まれでまだ幼い面が残りますが、好馬体で素質を秘めています。阪神芝1800mは新馬戦を圧勝した舞台。
ガンサリュートは
京成杯の2着馬ですが、当コースでも連対実績がありますし、距離短縮は望むところ。
テイエムヒッタマゲは九州産馬ながら
昇竜Sを制覇。芝にも実績はあり、すんなり先手なら侮れません。
クリアザトラックはここまで3戦2勝。全兄の
マウントシャスタも当レースで2着した実績があり、素材的には重賞でも引けを取りません。