【珠をひと磨き】
パーシーズベストの資質を改めて問いたい。昨年春の末期、阪神1800mを1分45秒3・上がり34秒0で一気差しを決めたディープ産駒の珠のひとつ。ただ、
紫苑Sは期待したほど成長はうかがえず4着。
秋華賞も滑り込んだはいいが、少しよくなった程度で、まだ進化途上。でも、あの造りでも33秒4という最速の脚が使えたのか…。なんて、石坂厩舎だけに調教タイムは地味だが、直前53秒1を坂路でいっぱいに追えた。1000万はすぐにでも突破しておきたい。
相手探しのほうがやや難解、二の筆頭は
ヴァフラームを指名。
皿倉山特別は勝ちを意識し、いつもより早めの好位で展開したが、結果末を甘くしてしまった。2000mは〔1111〕、前進気勢が強くなった今は、10Fのほうが流れに乗りやすく切れる。
クィーンチャームは、稍重の阪神1800mを1分46秒8という好記録で一気差し。10Fは気持ち長いが、適性不可というワケではない。
ローズウィスパーは、12キロ増量で、レースの質もアップ。輸送競馬でも前回の身体に近ければ、単式圏内まで浮上してくる。
アプリコットベリーは前走398キロでも0秒2差に頑張ったし、中間ビッシリ追えた。
ダンツペンダントの無欲の逃げも連下に押さえておこう。