※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
牝馬重賞はほとんどが1600から1800で行われていて、2000m以上の距離で行われる古馬牝馬の重賞は、
エリザベス女王杯、
愛知杯とこの
マーメイドSだけしかありません。
持続力が問われる阪神内回りコース使用で、さらにはハンデ戦ということもあって、他の牝馬重賞での序列が必ずしも当てになりません。過去6年で5回も二桁人気の馬が馬券圏内に入っているように、一筋縄では収まらない難解なレースです。
1.重賞実績馬は苦戦
過去10年間、前走で重賞に使っていた馬は勝率3.3%・連対率8.3%。前走オープン特別が10.0%・20.0%、前走準オープンが9.1%・15.9%で、前走1000万下が14.3%・28.6%ですから、格はほとんど関係ないことがわかります。
2.前走マイルは苦戦
前走で芝1600mを使われていた馬は過去10年で勝率0%・連対率5.4%。芝1800mを使われていた馬が10.7%・17.9%で、芝2000m組が14.3%・25.0%ですから、前走の距離が長くなるほど成績が良くなる傾向が綺麗に出ています。
3.狙いは軽ハンデ馬
ハンデの軽い方から買っても配当的に追いつくという、最近のハンデ戦としては珍しいレースです。過去10年で[7-2-4-22]と最も好走が多い53kgには、今年は該当馬がいませんが、53kg以下の連対率16.7%に対して、54kg以上は9.8%と、ハンデが軽い馬の優位は歴然としています。
プリメラアスールは京都[0-0-0-6]に対して阪神[2-1-1-3]。阪神での着外はすべて外回りのもので、阪神芝2000mに限れば[1-1-1-0]、しかもその3走はそれぞれ8番人気、11番人気、6番人気。キレよりしぶとさが持ち味で、阪神内回りが大好きな馬です。逃げの名手
酒井学騎手に乗り替わって、同型不在の組み合わせ。近況が芳しくないのであまり人気しないでしょうが、今回の条件ならば話は別。「黙って買っとけ」というレベルのコース巧者です。
マキシマムドパリは5歳にして体質の弱さが解消しつつあり、本格化の気配です。前走はスローな流れにハマっての大敗で、牝馬限定戦ならば巻き返してくるでしょう。
アースライズは1年ぶりで20kg増だった前走を快勝。さすがに1000万下では力が違いました。重賞実績の豊富な馬で、格上挑戦でも場違い感はありません。
バンゴールはこのレースと好相性の
パールSからの臨戦。小柄な馬だけにハンデ戦で斤量が軽くなるのはプラス材料です。
キンショーユキヒメは自己条件との重複登録ですが、こちらに回ってくるようなら要注意。以下、良馬場なら見直せる
トーセンビクトリー、この路線の安定勢力
クインズミラーグロ。