【雲間から光が見える】洛陽Sは重馬場。10着に沈んだサトノラーゼンだが、二走前のリゲルSを2着、マイルに新機軸を打ち出した。ダービー2着以降、体調が整わない時期もあり、馬体も何度か造り直した。ただデキは戻っても、前進気勢が強すぎ中距離は道中で消耗。しかし良馬場のマイル、相性のいい川田となら、雲が晴れるようにリズムや風景が一変。

　形は昇級になるが、対抗のベルキャニオンはプリンシパルS優勝馬。血統的にも、オープン再出世を待ち望んできた。ダノンメジャーの戦法は逃げ。作戦さえシンプルになれば、坂越えも大丈夫。グァンチャーレは、阪神だと微妙に坂がこたえるか。持ち時計が微妙だが、少しパワーを要する馬場ならブラックムーン。ベステンダンクも連下圏内。

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【先行有利】今回、展開的にかなりの利が見込める5ダノンメジャー。以前はさまざまな戦法を試していたが、最近はハナに立つ競馬が板につき、安定感がグッと増した。坂の手前で突き放す競馬ができる阪神コースはベストな条件だし、ここは連勝濃厚とみたい。3ムーンクレストは昇級後の成績は冴えないが、同コースで安定した成績を残していた。スローならば好位につける脚をもつ同馬が息を吹き返す可能性は十分に考えられる。7ベステンダンクは相手強化も前走の内容が秀逸。

【気配良好】3走前や前走の内容から、ここは好勝負が期待できそうな06グァンチャーレ。久々の一戦になるが、今週の坂路ではじつにいい動きを見せている。気配は申し分なく、今回は休養明けでも期待できそう。相手は素直に、05ダノンメジャーと04ブラックムーンの2頭を上位に取った。◎-○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体で勝負。

【小波乱】サトノラーゼンは条件が合う。ラングレーはコースが変わり浮上。ブラックムーンは追い比べで台頭する。

メインもデムーロ◎ブラックムーンが平均値トップになっている。ただ前走だけは98でやや低め。これがどう出るか。相手に○グァンチャーレと▲ベルキャニオン。特に前走が高い☆ラングレーと2走前同距離コース108の△ベステンダンクは押さえておきたい。

レース間隔は開いたが気配は良好な4ブラックムーンが巻き返す。うまく末脚が発揮できればチャンスはある。次位は2サトノラーゼンで決め手勝負に持ち込めれば差はない。▲は5ダノンメジャーでマイペースなら逃げ切りは可能。