昨年のマーメイドS(阪神芝2000m)は最終追い切り栗東坂路で3F目と4F目が12秒台の持続ラップに該当していた馬が1着2着だったことは、某競馬雑誌に掲載済み。これが夏開催阪神芝2000mに適した最終追いだと考えていますが、今年のマーメイドSはどうだったでしょう。

　該当馬が3頭いて、1着3着12着。やはりこれを重視すべきだったと後から後悔しましたが、ここは◎タイセイアプローズ。3F目12.8秒、4F目12.7秒ときれいな12秒台持続ですから、すんなり先手を奪ってしまえば。

1.メイショウミツボシ
今回：標準トラック
前回：標準トラック

2.サトノメサイア
今回：標準併用
前回：馬ナリ平均併用

3.アジュールローズ
今回：馬ナリ平均トラック
前回：馬ナリ平均トラック主体

4.ケージーキンカメ
今回：標準少めトラック
前回：標準トラック

5.レプランシュ
今回：標準坂路
前回：標準少め併用

6.マイネボニータ
今回：標準トラック
前回：一杯平均トラック

7.ケンホファヴァルト
今回：標準坂路
前回：標準坂路

8.タイセイアプローズ
今回：馬ナリ平均坂路主体
前回：馬ナリ平均坂路

【見直し】稲村ヶ崎特別は、直線さあこれからというところで、もがいてしまったアジュールローズ。516キロという造りは、さほど重いようには思えなかったが、結果的には絞り込みが足りなかった?――ただ、まだプリンシパルS優勝は色褪せてはいない。関西遠征対応の度胸もある。1000万なら堂々の主役級でいい。

　きさらぎ賞2着歴のあるレプランシュも、共通点の多い降級4歳。サトノメサイアは、タイプ的には次走あたりの札幌開催かなとも思っていたが、週末は恵みの雨が降る。ケンホファヴァルトは、稲村ヶ崎特別2着同様、今回もけれんなく逃げる。タイセイアプローズのチョイ差しを連穴に警戒。

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【順当】血統から期待された割には出世が遅れている2サトノメサイア。しかし、今回の調教は今までにない動きを見せた。いよいよ本格化の期待が高まる3アジュールローズは前走、展開に恵まれなかったが、それ以上に休み明けで気持ちが出来上がっていなかった印象。初の阪神コースだがルメール騎手なら上手くエスコートしてくれるだろう。8タイセイアプローズは勝ちきれないまでも先行力があり安定感抜群。

【逃げ切る】ここは、07ケンホファヴァルトが確実にハナを切れるメンバー構成。展開も厳しくはならないはずで、自分の能力だけキッチリ走れば勝ち上がれる計算だ。稽古での動きも素軽さ十分で、状態の良さも目立っている。相手は、03アジュールローズと08タイセイアプローズを上位に評価した。◎-○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体で勝負。

【小波乱】アジュールローズはじっくり構えて決め脚を発揮。コースが変わりタイセイアプローズが持ち味を生かす。流れに乗りサトノメサイアが台頭する。

少頭数で波乱の目は少なそうに見えるが、同距離コース数値を持っていない馬もいてちょっと判断に困るレースだ。100台連発で◎ケンフォファヴァルトを中心に見る。相手○アジュールローズと▲サトノメサイア。あとはほぼ指数変わらず。どこまで打つかだけ。

マイペースで行ける公算が強い7ケンホファヴァルトが有力。距離はベストで現級勝ちから差はない。対抗は5レプランシュで降級すればチャンスだ。