昨年の皆生特別は単勝10番人気が1着でしたが、その最終追い切り内容は栗東坂路で4F目が最速になるラップ。2着は単勝1番人気でしたが、こちらも栗東坂路で4F目が最速になるラップでした。1着が標準坂路、2着が軽目坂路だったことを考慮すると、4F目最速なら人気以上に調教本数が重要と考えてよいでしょう。

　◎メイショウソウビは最終追い切り栗東坂路で4F目12.5秒で最速ラップ。4走前には4F目最速ラップで阪神芝1200mを勝った実績があります。ここはハナを切ることは難しいと思われるだけに、好走のポイントはそこに付きますが、調教内容としては出走メンバーで文句なしのトップです。

1.ポップオーヴァー
今回：標準坂路
前回：標準坂路

2.メイショウソウビ
今回：標準坂路
前回：標準多め坂路

3.テイクウォーニング
今回：標準少め坂路主体
前回：一杯平均坂路

4.ダイアナヘイロー
今回：標準併用
前回：連闘

5.キーナンバー
今回：標準少め坂路
前回：標準多め坂路

6.スマートグレイス
今回：標準坂路
前回：馬ナリ平均坂路

7.アグネスユーリヤ
今回：標準坂路
前回：急仕上げ坂路

8.タガノスカイ
今回：軽目坂路
前回：馬ナリ平均坂路

9.ブラッククローバー
今回：調教なし
前回：調教なし

【上位拮抗】戎橋特別は思わぬ連闘となったダイアナヘイロー。正直一戦余計だったかもしれないが、前半3Fを33秒2で飛ばし、1分7秒7で逃げ切りV。1000万に格上がっても、堂々主役。この少頭数、ミエミエの単騎マイペースも濃厚。強行軍明けだが、15日にCWで6F追い、直前も坂路でいっぱいに追えた。

　5歳馬だが、アグネスユーリヤは大日岳特別をひと叩き。1200mに1分7秒8の持ち時計と、現級2着がある実力馬。キーナンバーは、少し時計のかかる夏の梅雨時が働きどころ。スマートグレイスは、叩き三戦そろそろ本調子。メイショウソウビ、ポップオーヴァーなど、連下は力量拮抗。

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【波乱含み】道悪を得意としている5キーナンバー。パワーに特化したタイプで、稽古の動きも状態の良さを示している。2メイショウソウビは気性面の幼さを露呈して力を発揮できていないが、能力は相当に高い。癖馬を扱うのに長けた和田騎手の手綱でなんとか形にさえしてくれれば、一発がある力の持ち主だ。9ブラッククローバーも時計がかかるのは歓迎。

【順当決着】降級戦をあっさり勝ち上がり、再び1000万下に戻った04ダイアナヘイロー。もともとこのクラスで勝ち負けしていた馬で、先行内容の良さも目立っている1頭だ。この頭数ならば先行争いが激化もしないだろうし、順当に勝ち負け。相手も、07アグネスユーリヤと05キーナンバーが上位評価組と、大きな紛れはなさそうである。◎-○▲の馬連・馬単主体でいきたい。

【小波乱】ポップオーヴァーは決め手上位。メイショウソウビはスムーズな競馬で踏ん張る。レースがうまいキーナンバーも圏内。

前走同距離コースを105で勝って再び現級を走る◎ダイアナヘイロー。ハンデ戦でも54キロで斤量はあまり関係なさそう。問題は相手。前走101という○ポップオーヴァー。平均値2位▲アグネスユーリヤ。3歳で一発☆メイショウソウビ。

叩き3戦目で復調ムードの6スマートグレイスが主力。阪神は実績があり53キロなら勝機はある。○は7アグネスユーリヤで末脚が生かせればソン色はない。