11R

札幌記念

15:45発走 / 芝2000m (右 C) / 天候:曇 / 馬場:稍
2回 札幌 2日目 サラ系3歳以上 オープン       (国際)(特指) 定量 16頭
本賞金:7000,2800,1800,1100,700万円
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ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

14

相手

2

4

5

8

9

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

14

2着

9

相手

2

4

5

8

15

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

14

2着

5

相手

2

4

8

9

15

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【素材はGI】ミッキースワローが、スーパーGII・札幌記念ステップに、GIへ再アタック。指針となる能力のよりどころは、3歳秋のセントライト記念。11秒7-11秒3-11秒0(34秒0)というレースラップを0秒6上回る、33秒4という桁の違う加速ラップで中山の急坂を登板。2分12秒7というタイムは、翌週の古馬GII・オールカマーより1秒1速く、GI級のポテンシャルを早くから示していた。

 しかし、菊花賞は不良馬場、AJCCは馬場適性の差に2着と泣き、春最大の目標である大阪杯は、輸送による摩耗の影響――474キロという細い身体をみたときは、思わず声をあげてしまった。加えて1000m通過は1分1秒1のスロー。内回りの阪神2000mは、GIであっても常に緩ペースの上り勝負を覚悟しておかなくてはいけないコースではあるが、大勢が決着したあとの5着とはいえ、上りは34秒0。切ないあの造りでも、後のGIのためにと、横山典がひと脚を引き出してみせた。

 線の細さの懸念が残るミッキーにとって、滞在競馬は大きなアドバンテージになる。実際、競馬週刊誌の写真や追い切りを見ると、腹回りや首差しも前回よりはズンと張っている。

 マルターズアポジーアイトーンが競り合ってくれれば前崩れ必至。少なくとも大阪杯よりは展開は楽になる。

 相手本線はサクラアンプルール。昨年はGII・中山記念2着をステップに、函館記念9着、そして札幌記念制覇で一気に重賞ホースへとジャンプアップを果たした。

 7歳となった本年も、中山記念は0秒2差の4着、日経賞は3着、57.5キロの重量で函館記念2着と、目に見えて前年よりレース内容も戦績の中身も濃くなっている。田辺騎手落馬のため急遽乗りかわりとなったが、以前とは違いクセは少なくなっている。

 三番手は復活の願望も込みでマカヒキを指名。仏遠征のダメージが尾を引き、4歳前半期は数字以上に身体が小さく、背腰や四肢の躍動感が不足。しかし秋の天皇賞を境に、徐々ではあるが張りや輝きを取り戻してきた。

 予定していた有馬記念で、できれば結果を出し、復活をアピールしたかったが、すべてにピカピカだった皐月-ダービー期には劣るものの、7月の栗東トレセンのCWでの追い切り、北海道入り後の動きは昨年秋と同列かそれ以上。ルメールも単なる試走ではなく、勝ち負けを演じることで秋につなげたいと思っている?

 ネオリアリズムは当コース【3000】。一昨年の札幌記念はルメールとのコンビでモーリス以下を完封。デムーロとのコンビで中山記念優勝。GII奪取のバトンを受け継ぐ形で、仕上げはモレイラ――香港GI・クイーンエリザベスを攻め獲って見せた。

 体重や折り合い等、これだという目安を設定し辛いタイプだけに、調教の動きも少し重苦しく映るが、それを動かすのがモレイラでもある。

 叩き良化型だが、モズカッチャンは、オークスは2分24秒4の好タイムでソウルスターリングの0秒3差2着。秋華賞ディアドラとコンマ2秒差の接戦、エリザベス女王杯では古馬を撃破。瞬発力と持久力の両方を備えたHレベルのGI牝馬だ。久々だからといって、デムーロが静かに指をくわえてみているはずはなく、いつもの休み明けより直前調教は負荷をかけた。

 サングレーザーは、距離2000は長いのを承知であえて参戦。今年はHペースの前崩れが濃厚。例えば二年前のモーリス然りで、GI級のマイラー図を描きたいと思えば、末脚勝負に徹すれば、10Fでも2-3着突入は十分考えられる。洋芝は2戦2勝、グリップもいい。

 マイスタイルは、今回はたぶん好位。マイペースに持ち込めずとも、スタイルを貫きコンマ5秒差以内に踏ん張れれば、オールカマー毎日王冠等、秋の次走が楽しみになる。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連複フォーメーション
1着

2

2着

5

8

相手

5

7

8

9

13

14

15

11通り 各900円

須田鷹雄の見解

 札幌記念でよく馬券に絡むのが内枠の差し馬。前走GIIIで負けてきた馬がその形で穴になるのを狙いたかったのだが、逃げるマルターズアポジーでは脚質が異なる。

 そこで、前走GI組だが◎サングレーザーに期待した。一般的にはマイラーと思われているだろうが、ディープインパクト×この母系で全く距離が持たないということはないはず。気性的な問題も含めてこれまではマイルで走ってきたということだろうが、今回は溜めをきかせやすい内枠。馬群をさばけるかどうかのリスクはもちろん伴うが、実績のわりにあまり人気にならなさそうという点は魅力だ。

 相手で重視するのは○マカヒキと▲ネオリアリズムマカヒキは休み明けではあるが、もともとの実績を考えたら今回あまり人気にならないのは魅力。脚質もレースと合う。前が残るパターンの候補として▲ネオリアリズム。気持ちが乗ればいまでもGI級の走りができる馬。モレイラの手腕に期待。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

予想印
5マカヒキ(1人気)
14ミッキースワロー(3人気)
4マイスタイル(6人気)
1マルターズアポジー(9人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

1

4

5

14

12通り 各400円

3連単BOX

1

4

5

14

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

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攻めの予想 netkeibaローカル本紙の予想

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netkeibaローカル本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

14

相手

2

4

9

11

13

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

14

2着

13

相手

2

4

9

11

15

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

14

2着

2

相手

4

9

11

13

15

30通り 各100円

netkeibaローカル本紙の見解

【混戦模様】前走のGIは展開が合わなかった14ミッキースワロー。今回は積極的に自ら動く馬が揃っており、3コーナーあたりから激しい攻防が予想される。それなら、一番最後に脚を使う同馬が“ズドン”。反応の良さが長所でもあるため、初コースでも札幌適性がないとは考えにくい。13スズカデヴィアスは前走は外を回らされたのが敗因。溜めればキレる。2サングレーザーは信用はできないものの、距離さえこなせば末脚はナンバー1だろう。単穴評価が妥当なところか。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

※月曜日段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 札幌記念は夏のローカル開催で唯一行われるGII戦である。サマー2000シリーズの第4戦にして最大のポイントが付与されるレースでもあるが、札幌記念の勝ち馬は凱旋門賞や天皇賞など、GIへ直行することが珍しくなく、サマー2000シリーズとの結びつきはそれほど強くない。ローカル重賞でありながら、じつはGIへのステップレースと考えて差し支えないレースである。

1.スピードが必要

 昨年の勝ち馬サクラアンプルールは好メンバーの揃った中山記念で2着していたし、一昨年の2着馬モーリスは言わずと知れた名マイラー、3着のレインボーラインアーリントンC勝ち。2015年はトーホウジャッカルラキシスラストインパクトと、長めの距離で実績を残した人気馬が全滅、2014年も桜花賞ハープスターが断然人気のゴールドシップを負かしている。ステイヤーよりもマイラー型を上位に評価すべきレース。

2.ベテランが優位に

 昨年は6歳のサクラアンプルールと8歳のナリタハリケーンでワンツー、2015年も6歳のディサイファと7歳のヒットザターゲットがワンツー。本来なら主役を演じるはずの4歳馬は、昨年2番人気のエアスピネルが5着、2015年1番人気のトーホウジャッカルが8着と、好走がここ4年間途絶えている。

3.休み明けでは厳しい

 半年以上の休み明けでここに挑んだ馬は、過去10年で[0-0-1-5]と未連対。唯一3着したのが2番人気のレッドディザイア(前年の有馬記念以来)で、結果的にレッドディザイアはこのレースが最後のレースになった。定量戦ということもあって、実績馬の復帰戦に選ばれるケースが多いが、順調さを欠いた馬は苦戦を強いられている。

 マルターズアポジーはここまで重賞を3勝。昨夏にはマイルの関屋記念も制した。けっして暑さに強いタイプではないが、夏に好走例が多いのは直線に坂がないローカル競馬場を得意としていることが大きい。札幌を走るのは初めてだが、新潟・福島・小倉で4勝を稼いでいるように、直線が平坦のコース形態がベスト。中山記念の3着だけ走れば、このメンバーで足りないということはないだろう。

 マカヒキは4歳時以降勝ち鞍から遠ざかっているが、GIでも大崩れしていないのだから、このメンバーでの力上位は明白。ここに向けて乗り込みも入念だ。サングレーザー安田記念で好位から競馬を進めて5着したように、折り合い面で進境を見せている。距離延長は課題だが札幌は2戦2勝と得意コース。

 サクラアンプルールは昨年の勝ち馬で前走函館記念でも2着。ここも脚の使い所ひとつだろう。エリザベス女王杯勝ち馬モズカッチャンは叩き良化型で久々がどうか。ミッキースワローは中山・福島で3勝を挙げているように直線が短いコースは合っている。ネオリアリズムは久々の国内戦だが、一昨年制覇した舞台で条件に不足はない。あとは仕上がり次第だろう。

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

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大石川大二郎

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

2

相手

5

8

9

13

14

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

2

2着

9

相手

5

8

13

14

15

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

2

2着

13

相手

5

8

9

14

15

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

昨年の【教訓】から前走値と平均値が110以上を重視。1頭しかいない◎サングレーザーを抜擢する。あまり人気にならなそうで妙味はあるだろう。さて今回は狙う。相手は函館記念組と割り切って○サクラアンプルールと▲スズカデヴィアス。一発に☆ミッキースワロー。△に外国人名手3人。攻める一戦にした。

元祖“情報” 田沼亨の予想

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田沼亨

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

9

相手

2

4

5

13

14

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

9

2着

14

相手

2

4

5

13

15

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

9

2着

15

相手

2

4

5

13

14

30通り 各100円

田沼亨の見解

昨年の覇者9サクラアンプルールが連覇する。典型的な叩き良化タイプで状態は一変。相性がいいコースなら末脚はフルに生きる。次位は14ミッキースワローでGIで好走した能力から差し切りは十分。▲は15モズカッチャンで仕上がりは良好でGI馬の底力を発揮しそうだ。

厳選予想 ウマい馬券