【母は
ビリーヴ、熟成血統】
エリシェヴァは
スプリンターズS・
高松宮記念を制覇した
ビリーヴの娘。5歳馬ながら、芝のキャリアは【4218】と比較的浅く、昨年の函館6F・1分7秒5のレコードをマークするなど、素質の高さは示してきた。前回の
駿風Sは、1000mを通してずっと強烈な向かい風が吹き、壁を作れなかった先行勢は総崩れ。5着という着順は、前に行ったグループの中では最大に評価できる。
この中間はCW、坂路を交え意欲的に調教も攻めてきた。福島は二走前の
吾妻小富士賞勝ちで試走済み、母もオープンの壇上に登ったのは4歳夏のローカル・芝1200mシリーズが契機という、練熟血統でもある。
中一週というタイトなローテーションでも、対抗は
アッラサルーテ。以前は左回り7F専用馬をイメージしていたが、5歳の本年は右回りの6Fをベースにして、年明けから掲示板の上位をにぎわせている。前走の水無月Sを1分7秒8で2着したことで、現級勝ちぬけが視界に入った。
57キロに重量は増えるが、水無月S3着の
ブラッククローバーも力量接近。
レジーナフォルテは当コース2勝、現級勝ちがある4歳馬。前崩れの展開になれば、
ダイトウキョウ、
オーヴィレールの差し込み要注意。