【本領発揮】3歳馬
グローリーヴェイズの目標は重賞路線、ここで1勝を積み上げ、秋に備えたい。デビュー戦のタイムは1分52秒8と凡庸、しかし中山の急坂をラスト2F・11秒5-11秒2という強靭なラップで駈け上ったディープの息子。続くこうやまき賞は、緩ペースにハマり、アタマ差2着に捉え切れなかった。しかしレースラップは11秒7-10秒8-11秒2(3Fは33秒7)、自身のソレは33秒4。中京の坂を目に見える出色の10秒台のラップを踏んでおり、GIII
きさらぎ賞2着につなげている。
京都新聞杯は勝負どころでスムーズに動くことができず4着に敗れてしまったが、1000m通過は58秒5-2000m通過は1分59秒1というタフなミドルラップを体感できた。ハンデ54キロは年長古馬より比較上有利、新潟の外回り2000mは、自身の持ち味である瞬発力が快ラップとなって映し出される絶好の舞台。
サンティールとの決め手比べが第一本線。本格化の起点となったのは昨秋の東京・左回り1800mの
オリエンタル賞だったか。ラスト4F・11秒7-11秒5-11秒6-11秒8という、タフで速い高速ラップを、余裕で1分46秒8。
府中Sは4着と躓いたが、牝馬限定ながら
パールSを1分46秒6の好タイムで快勝。当コースの2000mに3着の履歴があるが、昨年夏とは比べ物にならないほど心身ともに充実している。
一角崩しがあれば
アッフィラートの決め手。2000mとなると距離適性が微妙になるが、マイルから1800mと距離を延ばしても、脚色に衰えなし。少し間隔は開いたが、稽古量も豊富で、いい充電期間になった。
ルネイションは、自己条件・フットワークのスムーズな左回りにかわれば、伸び脚のリズムが違ってくる。近走の戦績からは消えているが、
コパノマリーンには大逃げという妙手があり、10Fの持ち時計も優秀。新潟・ハンデ戦なら
マイネルラフレシアも連穴にはなる。