【ここも勝て】
ポポカテペトルの芦毛の肌艶が、夏の太陽をうけ冴えわたっている。3歳秋の
菊花賞を3着に食い込んだ、中長距離界の次期エース候補。不良馬場を激走した影響か、続戦の
グレイトフルSは14着、
早春Sは5着に終わった。
しかし三走前の尼崎Sは478キロに戻し、56キロを背負い現級2着。完全復活なった
烏丸Sは57キロで堂々準オープン勝ち。GIIの
目黒記念もスローの上り勝負に恵まれたとはいえ、直線半ばでは早々に先頭、11秒台のHラップを4F連続してマークした。新潟2200mは昨夏の
阿賀野川特別・2分11秒7の勝ち星もあり、仕掛けどころなど、計算しながら動かせる。
強敵は
ルックトゥワイスの瞬発力。5歳馬ながらキャリアはまだ【4502】。4勝すべてが左回りという
サウスポー。東京2400mは2分23秒8で1着、二走前の緑風Sは2分23秒2・上り34秒2という快記録で2着に差し込んできた。新潟は2戦2勝、追い出しのタイミングひとつで逆転も十分。
少頭数でスロー必至、内回りなら、
ケイティクレバーの前残りが
セオリー通りの穴。近二走の重賞では他馬に競りかけられマイペースを作ることができずにいるが、阪神2200mの
すみれS・2分11秒7の逃げ2着という記録は価値大。
レジェンドセラーは、速い時計にどう対応するか、筋肉量や身体造りなどを見直しているが、スカッとした映りになれば先行流れ込みは十分。