【勝ち負けに飛び込む】
スパイラルダイブのポテンシャルを信頼。デビュー戦は2歳秋の東京、芝1800mを上り33秒2で2着。ほう、勝ち上がりに時間はかからない、クラシックに乗るかもしれない素質馬かな?――と思っていたところが、骨折が判明、6か月の放牧。復帰戦は6着、また3か月の休養。3歳夏の新潟で2着したが、続戦も5・2着、中央時代はいったん終わった。
曲がりくねった道も辿ったが、園田に転厩して2勝を挙げ、3月18日の中山・芝2000mで中央に再転入。430キロは、若干細い。まだまだ仕草も幼いけれど、上り2F・11秒7-11秒7というレースラップを坂上一気に2馬身と抜け出す完勝。2分1秒9という時計は若干平凡でも、結果を出したことで、また違う身体造りやコースも選べる。取り消し明けになるが、走れるデキにあるかをみながらの我慢、ここ使い。新潟9Fは経験済み、道中変なアク
シデントさえなければ力は通用する。
対抗一番手は
ゼンノタヂカラオ。3歳4月までに2勝を挙げ、
京都新聞杯にも駒を進めたことがある降級馬。距離や戦法に悩んだ時期もあったが、前走の新潟戦は11秒4-10秒8-11秒4(3Fは33秒6)というレースの上りに対し、自身のソレは33秒5。1分46秒7という走破タイムも含め、新潟の外回りの9F戦のサンプルともいうべき内容で3着に頑張った。ただ、基本はパワー型でジリ。
津村なら仕掛け遅れはないように思うが、東京9Fを1分48秒5で駆けた3歳セン馬
エピキュリアン。初コースになるが、ヨーイドンの決め手勝負なら
スーパーブレイク。
サトノキングダム、
マイネルベレーロなど、連下はチョイ荒れ。