【一年越し】
スズカデヴィアスが一年越しのレース連覇に挑む。昨年は1月の
白富士Sの勝利を足掛かりに、続くGII・
金鯱賞を0秒2差の3着に追い上げた。GIII戦線も
鳴尾記念が4着、
七夕賞も4着、三走前の
福島記念は直線鋭く末脚を伸ばし首差2着に接近している。重賞は展開頼み、前走の
京都金杯はマイルの忙しい流れに対応できなかったが、東京芝2000mのオープンは2戦1勝・3着1回という良績を残しており、24日の栗東坂路調教では52秒4-37秒8-12秒3という好調教を披露した。
逆転があれば
テオドール。パドックではテンションが上がっているようには見えない。しかしいざ実戦に向かうと制御が効かない。前走の
美浦Sは1000m通過・58秒7という厳しい流れを自らに課し、やっとの思いでゴールにたどり着いた。直線の長い東京ではあの手は通じない。ただ、折り合えば一転差し。紐解けば中山2000m・
鹿野山特別で1分58秒7・上がり33秒8を計時、
三木特別の1分45秒8・上がり33秒4の一気差しなど、その時々においてオープンレベルの記録をたびたび計時している。
三番手は
プラチナムバレットの資質をピックアップ。上り33秒6という健脚で
京都新聞杯を仕留めた4歳馬。長期休養明けになるが、栗東CWでタフな6F追いを5本以上消化しほぼ息は整った。
マイネルハニーは、自分のリズムで動くと想像を超える時計を刻むときがある。やや湿った雪残りの馬場も得意としている。まだ復調段階ながら、
菊花賞3着馬
リアファルの器。ツボにはまれば
レーヴミストラルは鋭い末脚が繰り出せる。