【東京の申し子】
ダイワキャグニーは、東京回りの信頼度は重賞級。持ち味は先行しての二枚腰。昨年の今頃、
プリンシパルSを1分58秒3の好記録で押し切っているが、二走前の
キャピタルSは、これぞ横山典。絶妙なペース配分も功を奏し、ラスト4Fから11秒台にペースアップ、続く3Fを11秒3-11秒2-11秒2(3Fは33秒8)でパンチアウト。
東京新聞杯はスローすぎて逆に、瞬発力型の台頭を呼び込むことになってしまったが、平均ラップ型だけにマイルよりは中距離9Fの流れのほうがレースが組み立てやすい。オープン特別なら57キロでも格上主力。
強敵は
サトノアーサー。正直まだ馬体は薄い。しかし、
洛陽Sは実質重馬場という厳しい芝で、闘志を鼓舞しフォームも乱すことなく、ねじ込むようにして勝利を得た。ボウマン起用とあれば陣営も、好位の組み立ても頭にあるか。本格化近しとみるなら、少しくらい馬場が渋っても、正攻法の競馬で勝負になる。
レアリスタは、東京は[5011]。兄の
ネオリアリズムに似て、段階を追っての成長待ちタイプだが、勝ち星の中に幾度かオープンの素養がチラチラ。二年前の4歳時、メイSは4着だった。
アストラエンブレムは実績上位。前年のメイSを1分46秒0で2着、
エプソムCも同タイム2着、
新潟記念2着。去勢効果もそろそろ期待できる頃。
ストーンウェアは、乱ぺースの
福島民報杯を、早め仕掛けで3着はポイントが高い。
タイセイサミットも好調。