【上位拮抗】ユラノトは重賞初挑戦の前走で5着と健闘。着実に力つけ乗り込みも入念で気配良く好勝負を見込む。ハットラブは末脚堅実。骨折明けからパワーアップ示しており展開次第で差し切りまで。トラストは中央のダートは初も力強さ十分で新味に期待。ブラインドサイドも引き続き元気一杯。スピーディクールも巻き返し可能で、プリサイスエースやビービーサレンダーなどにも注意したい。

【1F延長にも手ごたえ】ハットラブの決め手に改めて注目。中山1200ダートを1分11秒2-3の好タイムで二連勝。千葉Sはオープンの壁に阻まれたものの、懸案のイレ込みも解消し、最速の上りはマーク。あの脚なら1F延長の東京1400ダートでも大丈夫という手ごたえを同時に得た。

　バレンタインSは8着に足踏みしたが、準オープンの7Fならスピーディクールも上位争い必至。

　単穴はトラスト。体型は見るからにタンク型、前々からダートを試す機会をうかがってきた。

　1800ダートをベースに走ってきたが、ユラノトはコイウタの息子。距離短縮で一瞬の脚を活かす方向が見えるかもしれない。目新しい材料はないが、プリサイスエース、ブラインドサイドも連下なら。

　定番の4歳降級馬狙いになってしまって恐縮だが、◎ハットラブから入る。前走の千葉Sでは1番人気を裏切る5着だったが、出遅れて0.5秒差はむしろ、オープンでも通用することを証明した内容だった。このところ1200mばかり使われていたので距離を不安視する向きもあるだろうが、1400mでも好走歴はあるし、血統的にはむしろ1200mの馬になっていることが不思議なほどだ。

　ここは他の4歳馬が位置取り(○スピーディクール)、中央での初ダート(▲トラスト)、距離(☆ユラノト)とそれぞれ不安材料を抱えていることもあり、どうしても◎に行き着く。出遅れも常習性のあるものではないので大丈夫だろう。外めの偶数番を引いたのもよい。

　4歳馬どうしの組み合わせは売れるので、本音では△タイセイプレシャス、△チェイスダウンのどちらかに絡んでほしいところ。◎が1or2着前提の3連単で。

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【波乱含み】3ユラノトは重賞の前走はひと息だったが、このクラスなら本来の実力が発揮できそう。14ハットラブは堅実に差を詰めるタイプで距離延長でも期待ができる。9トラストは2歳時以来のダート戦だが、地力的に一発の可能性がありそう。5チェイスダウンはコース替わりが悪くなさそうで上位食い込みに警戒したい。8スピーディクールは休み明けだが差し脚発揮に要警戒。16ブラインドサイドは展開次第だが前崩れなら台頭も。

【小波乱】ユラノトは力上位。リンガスウーノは集中力がアップ。追い比べでブラインドサイドが浮上する。

ここも3歳馬いないので降級中心。同距離コース107出せる◎スピーディクール。相手に○ユラノトと▲ハットラブ。高齢馬も指数では負けていない。☆プリサイスエースと△ブラインドサイドもありの範囲にいる。

準オープンに降級して変わり身が必至なのが14ハットラブだ。決め脚は鋭く距離延びて期待できる。次位は8スピーディクールで能力は高く鉄砲駆けの魅力はある。▲は3ユラノトで距離短縮で切れ味が生きそうだ。

　東京ダート1400mの高額条件戦では、この距離のスペシャリストが集うのが常だが、ここは1400mで3勝以上の馬が不在という準オープンでは珍しいメンバー構成だ。ただ、このレースではオープンからの降級4歳馬が圧倒的に強い傾向があるだけに、軸さえ間違わなければ当たり馬券に近づけるはずだ。

　◎はハットラブ。出遅れた前走は、外を回って一頭だけ次元の違う末脚で伸びてきたもの。この舞台では過去1走して2着があるのみだが、私のノートには“次走、東京ダート1400mで狙い”と、しっかりと記されていた。

　相手は、同じ降級組のユラノト、トラスト、スピーディクールへが本線。以下は、タイセイプレシャス、プリサイスエース、ビービーサレンダーまで押さえる。