【伏兵注意】コパノキッキングはOP昇級の前走で勝利を収め力量アップ証明。中1週も気配上々で好勝負必至。ハットラブは前走落馬で外傷も中間は元気一杯。中山千二は適性高く力もつけておりチャンスあり。オールドベイリーも心身とも良化を示しており好調もキープ。キングズガードも末脚堅実で上位の候補。オウケンビリーヴも状態充実で侮れず、ヴェンジェンスやキタサンミカヅキなども差はない。

【オニ脚】キタサンミカヅキの肌艶は鉄紺。南関東で培ってきたパワーと実績を改めて問いたい。本年夏は3連勝。59キロを背負い大井のオープン特別を快勝し、JBCスプリントも、レースの大勢が決着したあととはいえ、着実なリズムで3着に食い込み、1分10秒8というタイムで走った。12月開催の中山もダートは速め。ただ、京都よりは坂もあり、簡単な数字だけに勝負いはならない。58キロでも森が、オニの形相で追い込んでくる。

対抗は3歳馬コパノキッキング。夏の北海道シリーズの1000m競馬は速かった。しかし、藤森Sは痛恨の出遅れ。一転ド派手は追い込み策を決めたが、続くオータムリーフSは中位差し。どんな競馬でもできるようになった。前回時計は1分10秒8、同じ開催のJBCスプリントと0秒3に迫っている。

キングズガードは、室町S、JBCスプリントを僅差。ペースはHペース、前崩れ濃厚。56キロなら大駈け十分。室町S優勝馬オールドベイリーも強くなった。56キロで勝てば本物。追い込み競馬になればハットラブ、連れてヴェンジェンス、タテヤマがゴール前急接近。

　キタサンミカヅキとコパノキッキングが内枠を引き、こじれる雰囲気も出てきたカペラS。逆の属性ということで外枠から本命馬を探し◎ウインムート。前走よりは展開も楽になるだろうし、最近1400mのイメージではあるが芝時代には1200mで問題なく走れていた。

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【伏兵注意】2コパノキッキングはコース替わりがカギだが展開的に合うとみて主軸に期待。1キタサンミカヅキは斤量が厳しいが、ここでも差し脚が届く可能性が十分ある。8ハットラブは競走中止明けだが影響軽微でここでも決め手発揮に要警戒。13オウケンビリーヴはしぶといタイプでここでも善戦以上が考えられる。3ヴェンジェンスも相手なりに差を詰めてきそうで連下の穴としてマーク。7ダノングッドは苦戦続きだが前崩れの展開なら一発も。

※12/2時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　小回りの中山コースで各馬、前を意識しますし、芝スタートなので、テンの勢いがよくなり、短距離戦ですが、差しがききやすいレースになっていますから、前に行って粘りこむタイプの子よりは、差し足も使える子から買いたいです。本命視しているのは、オウケンビリーヴです。充実したパワーあふれる牝馬で、自在性も高く、終いの足が鋭いのも魅力です。

※11/30時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　コパノキッキングがついに重賞を手にする。スピードで押し切る競馬から最近は差しも身につけ、自在性を増している。後手を踏みながら驚異の決め手で差し切った前々走には驚いた。間違いなく重賞級の能力を秘めている。キタサンミカヅキはJBCスプリントで3着。前2頭には迫れなかったが力は示した。中央所属時は中山を得意にしていたことも買える材料。オールドベイリーもすっかり軌道に乗った。重賞初挑戦のタテヤマだが勢いの良さは見逃せない。

※12/1時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

馬格があり過ぎる馬は過信禁物。「前走の条件が“国内のレース”、かつ前走の馬体重が520kg以上だった馬」は2013年以降[0-0-0-16]と苦戦しています。さらに「前走との間隔が中6週以上だった馬」は2013年以降[0-1-0-26]、「馬齢が7歳以上、かつ“JRA、かつGIのレース”において6着以内となった経験がなかった馬」も2013年以降[0-0-0-19]。同年11月以降のレースを使っていない馬や、実績が物足りない高齢馬は強調できません。今年のメンバー構成なら、実績上位のキングズガード、ネロ、勢いに乗っているコパノキッキング、タテヤマあたりが楽しみです。

※12/1時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　◎オールドベイリーの父トゥオナーアンドサーヴは米G1ウッドウォードS(ダート9F)の勝ち馬。産駒に米G1アラバマSのエスキモーキシーズなどを出している。スプリンタータイプではないが、エーピーインディ系でデピュティミニスターの血も持っており、日本で重賞勝ち馬を出して不思議ない。オールドベイリーは母系にフォーティナイナーやアンブライドルドなどが入ってミスタープロスペクターが4本入る配合になっており、これがスピードの源となっているのだろう。種牡馬になっても面白そうな存在だ。

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　今年は中央開催となったJBCスプリントを除けば、JRAで唯一1200mで行われるダート重賞。ダート短距離のオープン特別は1400mのほうが多数で、「直線に坂があるダート1200m」は特殊な部類に入る。ここまでの序列が当てになりにくいため、戦力比較が難しく、1番人気は過去10年で全敗、2番人気も1勝だけと、人気馬受難のレースでもある。

1.若い馬を狙え

　このカテゴリーはレースでの消耗が少なく、高齢まで現役を続ける馬が少なくないが、ベテランを尻目に勝ち上がっていくのは若い馬ばかりだ。過去9回で6歳以上の勝利は2012年のシルクフォーチュンと2015年のキクノストームだけで、他は4歳馬が4勝、5歳馬が3勝で、3歳馬も1勝している。単勝候補は5歳以下から。

2.JBCスプリント組は不振

　間隔的にJBCスプリントから転戦してくる馬が主力を占めることが多いが、過去10年で[0-2-3-11]。3番人気以内でも[0-0-2-3]だから物足りない。今年のJBCスプリントは中央開催だったので例外になる可能性はあるが、中山ダート1200mの異質さを物語るデータである。

3.差し・追い込みがハマりやすい

　脚質が「差し・追い込み」だった馬が過去10年で7勝して2着も8回。先行争いが激化しやすいコース形態の影響で、後方待機組が恵まれやすい。他場ではいつも脚を残している馬でも、中山ならばチャンスがある。

　ハットラブは全5勝のうちこのコースで4勝を挙げている「中山ダート1200の鬼」。古馬オープン初挑戦だった春の千葉Sでも5着に追い込んで、牡馬一線級が相手でも通用する手応えを得た。落馬で競走中止になった前走から間隔を開けて立て直し、得意コースで巻き返しを図る。鞍上の横山典弘騎手は過去のカペラSで[2-1-1-3]。このコースを知り尽くしている。

　オールドベイリーは気難しさがあるが中井裕二騎手が手の内に入れている。追って味があるので中山コースも合いそうだ。キタサンミカヅキは東京盃の勝ち馬でJBCスプリントでも3着。中央馬時代には中山ダート1200mでの実績も豊富で、長距離輸送だった前走の疲れがなければ。

　ネロの前走は出負けが響いて力を出しておらず、GIIIなら見直せる。以下、差し脚堅実なヴェンジェンス、1200mに慣れて結果を出したいキングズガード、近5走で4勝と軌道に乗ったタテヤマ。

【小波乱】キングズガードは追われて確か。距離短縮を利してブラゾンドゥリス。コースが変わりウインムートが浮上。

騎手がコロコロ変わる点と芝スタートというのが心配だが、ついに平均値トップになった◎コパノキッキングは評価しないわけにはいかない。相手には2走前の同距離コース117が光る○ハットラブ。中央でもやれるようになった▲キタサンミカヅキ。一発に☆オールドベイリー。

JBCスプリントの好走から能力は上位の1キタサンミカヅキが有力。中山は得意で58キロでも差し切れる。次位は8ハットラブで4勝を誇る得意コースで期待できる。▲は2コパノキッキングで自在な脚がありオープンでもソン色ない。