【資質断然】
リカビトスの才能を良馬場の決め手勝負で見直し。デビュー戦の新潟マイルの上がりは32秒8。二戦目の中山2000m・2分2秒0は、一見平凡な数字に映る、しかしよく見ると1800m通過は、同日の
中山牝馬Sと0秒4差の1分49秒8という好内容だった。三走目の
八ヶ岳特別の1分46秒1は、同じ開催のGIII・
エプソムCとわずか0秒2差。上りは33秒5と、直線は切れに切れた。
秋華賞は4か月近い休み明け、関西遠征、加えて重馬場。厳しいカードを配られ10着に終わったものの、レースは投げ出していない。前走後、目標をここに定め無理なく十分な調教も消化できている。ハンデは51キロ、加速力も一割増し。
前年より3キロ増となるが、相手本線は
マキシマムドパリの地力。3歳秋の
秋華賞3着など、多くのオープン好走歴がある円熟6歳。昨年は
愛知杯を勝ち、
マーメイドSも優勝しGIII2勝をあげた。GIの
エリザベス女王杯が4着、牡馬混合の
中日新聞杯も0秒3差と見せ場を作り好調。
三番手は
ハッピーユニバンスの大駈けに期待した。流れに注文はつくものの、今回は三走前の
TVh賞と同様の展開になる可能性が高く、ハンデ戦ならではの冒険が可能。
ロッカフラベイビーも、新潟の佐渡Sを→1分58秒1・上り33秒5で直一気を決めた
サウスポー。
メイズオブオナーは腰が充実し決め手強化、50キロならおもしろい。昨年の3着馬
クインズミラーグロは馬体を整備し立て直し完了。